田寸神社。
東みよし町加茂の県道44号線沿いにある消防団の倉庫(?)の裏に鎮座。
式内社 田寸神社の論社。
社殿
社殿
建物の裏にひっそりと。この祠と周りに木があるだけです。
由緒
創建は不詳。
延喜式神名帳にみえる「阿波国美馬郡 田寸神社」の論社とされています。
鎮座地の加茂の地はかつては「福田の庄」と呼ばれ京都の賀茂別雷神社の神領。
明治44年に東みよし町加茂の鴨神社に合祀されましたが、氏子の間に異変災厄が続いたため大正12年再び現社地に小祠を建立し、現在に至ります。
式内社 田寸神社は資料によって「タワノ」「タネノ」「タキノ」と複数の読みがあり、正式にどう読むのかは不明ですが、当社は「たき」と読むようです。
地元の人には「サイノキさん」と呼ばれるそうです。
また、『加茂村神社取調帳』に、「往古10町程川上の瀧(今の奥成)に鎮座していたが加茂川の洪水により流されて現社地に遷祀した」との伝えがあり、その故事にちなみ「流れ宮さん」とも言うそう。
御朱印
御朱印の有無は不明。
さすがにないような気がしますが…
アクセス
特に駐車場はありませんが、消防団の倉庫の手前に駐車スペースがあります。
↓のあたり。
倉庫脇(道路側)にも一台分くらいのスペースはあります。
あくまで消防団の施設のスペースですので、ご注意ください。
神社概要
社名 | 田寸神社(たきじんじゃ) |
---|---|
通称 | サイノキさん |
住所 | 徳島県三好郡東みよし町加茂字山根(3740番地付近) |
祭神 | 猿田彦命? |
社格等 | 式内社 阿波国美馬郡 田寸神社 旧無格社 |
御朱印 | 不明 |
駐車場 | なし(横の消防団施設用と思われる駐車スペースはあり) |
参考文献
『式内社調査報告 第二十三巻 南海道』 皇学館大学出版部
『日本歴史地名大系 37 徳島県の地名』 平凡社
『徳島県神社誌』 徳島県神社庁