峯神社。
阿波国一宮、大麻比古神社の背後に聳える大麻山の頂上に鎮座。
大麻比古神社の奥宮とされる神社。
登山道
大麻比古神社の境内に奥宮の案内が出ているので、それに沿って山の方へ向かいます
途中に大麻比古神社の神田があります
鳥居
ここから登山道が始まります。
扁額
狛犬
鳥居の先に分岐がありますが、すぐに合流するのでどちらに進んでもOK
登山道はほぼ石段
全部で2348段あるそうです。
途中に真名井の水(後述)への分岐があります
大麻山分岐
ここから卯辰越という峠まで行くことができるようです。
途中にある展望スポットからは徳島平野がよく見えます
再び真名井の水への分岐があります
道の両脇の巨木に注連縄が掛けられ鳥居・注連柱のようになっています
御旅所?
鳥居
狛犬
手水鉢
社殿
拝殿
本殿覆屋
境内社等(山頂)
境内社
山頂に建つ鉄塔
昭和31~32年に建てられた常夜灯だそうです。
山頂標識
真名井の水
山頂手前、表参道から右手に少し入った辺りに真名井の水があります。
真名井の水
御扉を開けてお飲み下さい、とあるので飲用可のようです。
横に水が流れ出ています
真名井の水の祠の後方に注連縄が掛けてあります
ここから湧き出しているのでしょうか。
真名井の水脇の祠
真名井乃水碑(倒れている)
真名井の水横の注連柱を通って登ると表参道に合流するようです
境内社等(登山道)
登山道途中にあった祠
由緒
由緒については大麻比古神社の頁をご参照ください。
神社由緒では、猿田彦大神が元々山上に祀られており、いつの頃からか大麻比古神社に合祀されたということになっています。
現在は大麻比古神社の奥宮とされ、峯大神(津咋見命)を祀っています。
津咋見命は古語拾遺によると、天照大御神が天岩屋に隠れた時、天日鷲神とともに穀の木を植えて白和幣(木綿)を作った神とされます。また国学者の野口年長は、安房国下立松原神社所蔵の忌部氏系図により、忌部氏祖神である太玉命四世の孫天日鷲命の子が大麻比古命であるとし、その別名を津咋見命としています。
大麻山の植生は、常緑広葉樹林帯に属しています。
この地域は、本県でも最も降雨量の少ない地域で、山地は乾燥しています。7合目から頂上にかけて、約90haには古くから伐採されずに残された半自然植生のアカマツ、アカガシ群落があり、自然性の高い貴重な森林です。これらは、阿讃山地では稀にみる群落で、大麻比古神社の御神体山として保存されています。
御朱印
御朱印はありません(2019年時点)。
アクセス
大麻比古神社の頁をご参照ください。
大麻比古神社境内右手の道を北に進んでいくと鳥居があり、そこから登山です。
所要時間は片道1時間~1時間半ほど。
神社概要
社名 | 峯神社(みねじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | 弥山神社 |
住所 | 徳島県鳴門市大麻町板東 |
祭神 | 峯大神(津咋見命) |
社格等 | 大麻比古神社奥宮 |
札所等 | – |
御朱印 | なし |
御朱印帳 | – |
駐車場 | あり(大麻比古神社の駐車場利用) |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「大麻比古神社」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「大麻比古神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第二十三巻 南海道』皇學館大学出版部, 1987
- 谷川健一編『日本の神々 神社と聖地 第二巻 山陽・四国』白水社, 1984
- 徳島県神社庁教化委員会編『改訂 徳島県神社誌』徳島県神社庁, 2019