鹿島御子神社〔旧地〕(南相馬市鹿島区鹿島町)

鹿島御子神社旧地。

南相馬市鹿島区(旧相馬郡鹿島町)にある、鹿島御子神社の旧地とされる場所。

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石碑

花屋さんの入口脇に石碑が建っています

小さいので気を付けないと見落とします。

碑文は「延喜式内 鹿島御子神社旧蹟 大同元年現社地ヘ遷座」。

由緒

鹿島御子神社の記事をご参照ください。

社伝では大同元年に現社地へ遷座をしたとされています。

 

 

この場所を旧社地として挙げているのは『式内社調査報告』なのですが、『日本の神々』では旧地について、異なる記述がなされています。

日本の神々 神社と聖地 第十二巻 東北・北海道当社は真野川を海より四キロほど遡った鹿島町のほぼ中央に鎮座するが、その西方約一五〇メートル、真野川より一〇〇メートルほど手前に旧社地があり、それを示す石柱が立てられ、注連縄が張りめぐらされている。真野川の再三にわたる氾濫を避けて現在地に遷ったという。

 

これにしたがえば、鹿島郵便局のあたり(位置)が旧社地となるのですが…

御朱印

旧地なのでありません。

アクセス

現社地である鹿島御子神社から南に200mほど。

鹿島御子神社参道入口から南へ進み、最初の信号(位置)を右手に。少し進むと花屋さんがあり、その花屋さん入口のすぐ脇に碑が建っています。

駐車場はないので、鹿島御子神社の駐車場をお借りするのが良いです。

神社概要

社名鹿島御子神社〔旧地〕(かしまみこじんじゃ)
通称

鹿島大神宮

オミジハン

旧称
住所

福島県南相馬市鹿島区鹿島字町158※

(※花屋さんの住所。旧地はその土地の一角)

祭神

天足別命

志那都比古命

志那都比売

現祭神

鹿島御子

『特選神名牒』

『大日本史』

武御雷神

『神名帳考証』

『奥相志』

社格等

式内社 陸奥国行方郡 鹿嶋御子神社(旧地)

日本三代実録 貞観八年正月廿日丁酉 (鹿島)大神之苗裔神卅八社(行方郡一)

札所等
御朱印なし
御朱印帳
駐車場なし
公式Webサイト
備考現社地は北方約200mの鹿島御子神社

参考文献

  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第十四巻 東山道3』皇學館大学出版部, 1987
  • 谷川健一編『日本の神々 神社と聖地 第十二巻 東北・北海道』白水社, 1984