伊波止和気神社。
古殿町田口に鎮座。
式内社 伊波止和氣神社の論社。
境内
社頭
敷地はあまり大きくありません。
鳥居
社号標「村社伊波止和氣神社」
扁額
狛犬
手水鉢
社殿
拝殿
本殿覆屋
境内社等
社殿左側に境内社
社殿右側にも境内社
石祠
石祠と大黒天の石碑
天照皇大神碑
笠石
下に掲載した境内石碑によれば有名なものらしいのですがどういった由緒がある石なのか不明…
有名な笠石なり
九龍川流れの中にあり
川線変更のため
この地に移す
後世のため是を記す
社務所前にこんな岩も
舟石、腰掛石という石も境内にあるということなので、これがそのいずれかかも。
社殿後方に土俵
境外、鳥居より少し南のところ(社務所裏あたり)に大黒様像
由緒
創建時期は不詳。
続日本後紀 承和10年(843)9月庚寅(5日)条に「奉授陸奥国…勲九等伊波止和気天神…従五位下」とみえる伊波止和気天神ならびに、延喜式神名帳にみえる「陸奥国白河郡 伊波止和氣神社」の論社となっています。
村上天皇の応和年代(961~964)には馬場と的場が設けられ祭礼に流鏑馬が行われたといわれます。
流鏑馬の奉納は保安年間(1120~1124)まで続いたそうですが、その後は古殿八幡神社の流鏑馬に併合されてしまったとのこと。
本殿は嘉永7年(1854)に改築。
拝殿は明治3年に造営。
御朱印
御朱印の有無は不明。
ネット情報によれば古殿八幡神社の兼務社であり、御朱印はないとのこと。
どうやら近年になって、古殿八幡神社で授与されるようになった様子(書き置き?)。
アクセス
磐城石川駅から車で30分弱。
道の駅ふるどのの少し東の交差点(位置)から北に1km弱行くと神社に着きます。
駐車場はありませんが、社務所横1台分ほどのスペースはあります。
公共交通機関を使う場合、磐城石川駅からバスになります。道の駅ふるどの付近の田口高橋バス停(位置)で降りて徒歩。ただし、バスの本数が少ないため、おすすめしません。
神社概要
社名 | 伊波止和気神社(いわとわけじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | 戸隠大明神 |
住所 | 福島県石川郡古殿町大字田口字戸神269 |
祭神 | 戸隠大神 手力男神 |
社格等 | 式内社 陸奥国白河郡 伊波止和氣神社 続日本後紀 承和十年九月庚寅(五) 伊波止和気天神 従五位下 旧村社 |
札所等 | – |
御朱印 | あり |
御朱印帳 | – |
駐車場 | なし |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「伊波止和気神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第十四巻 東山道3』皇學館大学出版部, 1987