津峯神社(阿南市津乃峰町東分)

津峯神社。

阿波三峰の一つ、津乃峰山の山頂に鎮座。

式内社 賀志波比賣神社に比定される神社。

境内

阿波橘駅近くに建つ鳥居

車で上まで登るには山の東から津峯スカイラインを使う必要があるため、ここは撮影だけ。

 

駐車場から石段を登ります

 

石段下に車お祓い所

 

車お祓い所の狛犬

 

石段上の鳥居

 

扁額

 

参道

 

駐車場から神社手前までリフトがあります。

そんなに長い参道ではないのですが、足腰の弱い方は助かるかと思います。上の乗り場から見た感じでは眺めも良さそう。ただちょっと怖いですね…

料金は往復500円・上り350円・下り200円。営業時間は9:00~17:00。

私の参拝時は営業時間内でしたが動いていませんでした。平日夕方で参拝者もほぼいなかったからかも。申し出れば一人でも動かしてもらえるのでしょうか…

 

注連柱

 

参道には年季の入ったお店らしき建物もあるのですが、シャッターが閉まっていました。

休日や祭礼日には営業するのでしょうか。

 

参道脇にあったこの道は、おそらく徒歩での参道

冒頭の鳥居から登ってくるとここに出ます。

 

手水舎

 

常夜灯?

 

境内からは橘湾が一望できます。「阿波の松島」とも呼ばれています。

 

社殿前の注連柱

 

狛犬

社殿

拝殿

 

扁額

 

神紋は八角御紋

神社公式に拠ると由来は以下の通り。

津峯神社公式サイト【御神紋について】

当社の御神紋は「八角御紋」で、三方の形をしています。
三方とは神事において神様に御供えする神饌を載せる台のことであるが、所謂食器を意味します。往古、食物を柏の葉に盛る風習があり、それから転じてカシワは食器の総称とされ、現在でも携帯する食器をカシワと言います。
柏の葉は落葉樹ですが、秋に葉が枯れても翌年の春に新芽が芽吹くまで古い葉が落ちない特性から、「家系が途絶えない」子孫繁栄の縁起物であり、カシハヒメの語源とされたのではないかと伝えられており、「柏の葉」=「三方」=「八角御紋」と推測されています。

 

社殿裏手に入る道が見当たらず、本殿は未撮影。

おそらく登山道側か、社務所裏側から回れるのではないかと思います。

いずれ再訪し登山道と合わせて確認したいところ。

境内社等

恵比須大黒社

阿波七福神の恵比寿大神。ちなみに阿波七福神は当社以外全て寺院です。

 

社殿前の木

御神木のように思えますが、由緒などは不明。

 

土俵

 

参道途中にある境内社らしき建物

 

その建物の奥に岩と小さな鳥居・祠

岩窟

駐車場の北側に、5つの岩窟(+揺るぎ岩)があります。

海水によって土や岩が削られて出来た海蝕洞で、標高180mという高所に残っているのは非常に珍しいものだそう。大昔は海水面が非常に高かったのでしょうか。あるいは隆起したのか。

 

案内図

 

津峯山の岩窟

  • 岩窟は50万年、100万年もの昔に、海の水に何千万回も何億万回も押し寄せられて土や岩がけずり取られて生まれたんだ。
  • 岩窟の入口は小さいけど、中は広くて、お椀のようになっていたり、水溜まりのあるトンネルみたいになっているんだ。岩窟のからだは「硅石」といって、とっても強い石でできているんだよ。だから、ずっとこうして山の中で生き続けていられるんだ。
  • 岩窟の近くに「揺るぎ岩」っていう大きな岩があるよ。これはね、ゆするとゴトゴト音がしたんだって。ドイツの国にもこれによく似た岩があって、「ワッケルスタイン」って呼ばれる天然記念物になっているんだ。

 

津峯山怪岩窟案内

神明の岩窟

位置・標高一八〇m

地質・硅石(石英岩)

出来た時代・五〇万年以前

出来た原因・海蝕シーケーブ(海洞)

入口・巾六m 縦一m

内部・奥行一〇m 深さ二.五m

昔この岩窟には木地職の人が住んでいたこともあり、又日本一社延命長壽津峯神社と信仰する人々が斎戒場(行場)として長期間断食の上参籠し一心に祈願をこめ大願成就したところである。

至誠神明に通ずるところから、いうとはなしに神明の岩窟と呼称せられる。

標高一八〇mという高所に海洞が原状のまま残っているということは全国的にも類例が少ない。

 

神明の窟

入口幅5.4m、入口高さ1.0m、奥行14m。中に小さな祠があります。

 

神明の窟近くの祠

 

神明の窟は駐車場から降りてすぐの所にあり、道もしっかりしています。が…

 

他の岩窟に続く道は山道…というか通れるのか不安になる道。写真正面奥へ入っていくのですが…時期によっては整備されているのでしょうか。

足場が不安定な箇所もあったのでそれなりの靴で行くことをおすすめします。

 

揺るぎ岩

直径1.8m。その名の通り、両手で押すとゴトゴト動揺するらしいのですが、怖いので試しませんでした。

 

巾着の窟

入口幅2.8m、入口高さ1.3m、奥行18m

 

家具の窟

入口幅3.6m、入口高さ2.4m、奥行10.8m。椀貸伝説が残るといいます。

 

結びの窟

入口幅1.3m、入口高さ0.6m、奥行9m。縁結びが叶えられるというそうです。

 

鏡の窟

入口幅1m、入口高さ1.8m、奥行14m

由緒

延喜式内社 津峯神社由緒

一、鎮座地 徳島県阿南市津乃峰町東分三四三番地

一、御祭神 賀志波比賣大神

一、創立年代 第四十五代聖武天皇神亀元年(千二百余年前)

一、御神徳

大神は主として人の寿命を司り給うを以って、危篤の病人と雖も其の親戚、知人鶏鳴を期し、清水に浴し、至誠をこめて祈願をすれば寿を延べ給うといゝ、また日に一人の命は助け給うと伝えらる。されば古来上下の尊心益々厚く遠近その威霊仰がざるものなし、当国の大守蜂須賀阿波守累代武運の神として崇敬し、富岡城主加島政慶代々家例として、正月三日諸臣を具して参拝せられ、大正九年三月二日蜂須賀正韶侯爵閣下近くは昭和二年六月十二日伏見宮博義王殿下御参拝の節は御記念のため、それぞれ月桂樹の御手植の栄を賜りたり。(昭和二十五年別表神社に加列)

交通安全 病気平癒 海上安全 息災延命 守護

一、主な祭日

秋季例大祭 十一月十七、十八日

春季例大祭 四月十七、十八日

一月元日 神迎開運星祭

月並祭 毎月十七日

創建は神亀元年(724)、神託があり国家の鎮護、長寿延命の神として奉斎。

延喜式神名帳にみえる「阿波国那賀郡 賀志波比賣神社」に比定されています。

 

伝承によれば、元は山麓にあり、住民の希望で山頂に遷されたといいます。

旧地については、見能林町柏野とする説があり、同地には小祠として賀志波比売神社が現在も残ります。

遷座時期は不明ですが、それほど古い時期までは遡らないとの見方も。

 

 

天正年間(1573~92)、阿土合戦の戦火に罹災。

藩政期は蜂須賀氏の崇敬が厚く、「津峯大権現」と称されていました。

 

昭和11年郷社列格。

昭和21年、南海大地震により社殿12棟倒壊、神職2名死傷といった大被害を受け、その混乱の中で天正以降の文書宝物一切を消失。

この時消失を免れた中に備前長船を含む名剣二口があったものの、その後の昭和28年頃、新聞の名剣鑑定記事に載った結果盗難に遭い失われたとのこと。

 

昭和25年、神社本庁の別表神社に加列。

 

祭神は賀志波比売命。

この神は、夏之売神(夏高津日神。羽山戸神と大気都比売神の八柱の御子神の一柱)とする説や、天照大御神の幼名とする説があります。

相殿神に大山祇命。

御朱印

御朱印はあります。

社務所で拝受可。

オリジナル御朱印帳もあるようです。

参拝時(2019/4)には見かけなかったのですが、見落としていたのか、その後作られたのか。

アクセス

津峯スカイライン利用(山上まで車)

国道55号か県道130号で見能林駅南の上図地点まで行きます。

ここに津峯スカイライン及び津峯神社の案内が出ているので、西方向に入り線路を渡ります。

その先、テニスコートの北を進むと、また神社・スカイラインの案内があるのでそれに従い左折。後は道なりに行けば神社駐車場(かなり広い)に着きます。

途中スカイラインの料金所あり、軽・普通自動車は往復600円。二輪は400円。

徒歩の場合①津乃峰町から

阿波橘駅の北東100m程の所に赤い鳥居(冒頭の写真)があります。

鳥居を潜ったら、正面の倉庫の様な建物の所を左折し、後は道なりにまっすぐ進みます。

400mほど行った所に「津乃峰山参道」の案内板が出ています。

この案内板左右に割と大きめの駐車スペースあり。

後は登るだけ。途中表参道・裏参道があるようですが、神社公式サイトによれば裏参道は急傾斜とのこと。

5合目に鳥居あり。大分上の方(裏参道側?)にも鳥居あり。

登山道の中では一番道が整っており、かつ最短ルート。所要時間は40~50分程度?

徒歩の場合②長生町から

こちらは神社北西の石門付近から登るコースです。

石門(巨岩、というか岩山?)の南にあるひょうたん池の辺りから山の中へ入っていきます。

実際登っていないので正確にはわからないのですが、おそらく地理院地図に見える道が登山道だと思われます。

ただし登山口に駐車場なし。石門付近に若干の駐車スペースあり、という情報もありますが、阿南市観光協会のサイトでは「駐車場 検討中」となっているので怪しいところ。

徒歩の場合③三谷から

津乃峰山と鍛冶ヶ峰の間にある三谷集落から登るコース。

三谷集落の最奥に鳥居があり、そこから登ります。地図上に表記なし。

登っていくと神明の窟近くに出るようです。

YAMAP、ヤマレコにこのルートを利用した山行記録があったので、それらを参考にするのがよいと思います。

駐車場はおそらくなし。

神社概要

社名津峯神社(つのみねじんじゃ)
旧称津峯大権現
住所徳島県阿南市津乃峰町東分343
祭神賀志波比売命
相殿大山祇命
社格等

式内社 阿波国那賀郡 賀志波比賣神社

旧郷社

別表神社

札所等阿波七福神 恵比須大神
御朱印あり
御朱印帳あり
駐車場あり
公式Webサイトhttp://tsunomine-jinjya.com/

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