鹿島神社〔小名浜鹿島神社〕(いわき市小名浜南富岡字北ノ内)

小名浜鹿島神社。

いわき市小名浜、小名浜港の北に鎮座。

くりぬき太鼓としては東北一の大きさを誇る「勝ち運太鼓」を所蔵する神社。

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境内

一の鳥居

 

社号標

 

手水舎

 

二の鳥居

 

狛犬

社殿

拝殿

 

本殿

 

扁額

 

本殿の彫刻

境内社

参道脇の大きめの社

 

社殿右手に並ぶ境内社

 

二社の間に「年徳大善神」の碑が建っているので、いずれかを指すものかと

 

その右手に稲荷社と鳥居

 

お狐さんの台座に彫られた文字から「天宮稲荷神社」だとわかります

 

社の脇にもお狐さん

 

稲荷社のすぐ右に祠

 

稲荷社右に祠3つ

 

本殿後方に並ぶ石祠と庚申塔等の石碑群

 

石碑の右手に祀られた岩

 

境内社

 

大山祇神社

『平成祭データ』に見える境内社は丹波八幡神社、亀石稲荷神社、歳徳神社、足尾神社、愛宕神社、水分神社。

当社の公式サイトでは亀石稲荷神社、丹波八幡神社、山神社、歳徳神社、足尾神社、天宮稲荷神社。

歳徳神社は年徳大善神のことかと思います。その他は、天宮稲荷以外どれを指すか不明。

 

神輿太鼓殿

納められている「勝ち運太鼓」は、くりぬき太鼓としては東北一の大きさを誇るそうです。社務所に申し出れば、随時見ることができます。

由緒

口碑によれば、第12代景行天皇の皇子・小唯命(日本武尊)による創建とされます。

また旧記によれば、第50代桓武天皇の延暦20年(801)、坂上田村麻呂が東征の折に常陸国鹿島宮の分霊を勧請とも。

 

当初は小名浜鳥居下に鎮座していたといいます(現社地の南東1.5kmにある鳥居下の地を指すか)。

慶安3年(1650)、磐城平藩第2代藩主内藤忠興社殿造営以来、歴代領主の信仰あり。

 

明治維新後に村社列格。

昭和43年(1968)、新産都市の拠点として臨海工業地帯及び小名浜港湾の拡充による県の要請によって南富岡の現地に遷座。

御朱印

御朱印はあります。

参道右手にある社務所で拝受可。

アクセス

国道6号沿いに位置するのですが、トンネルの上にあるため直接入れず、国道からのアクセスだとちょっと回り込む必要があります。

 

茨城方面に向かっている場合、藤原川を越えた辺りの分岐(位置)を左手に入り、突き当りを右に曲がって300mほど行くと、右手奥に赤い鳥居が見えますのでそちらに入っていってください。

 

いわき中心部に向かっている場合、同じ辺りで左手(山側)に入り、すぐの分岐をまた左へ。道なりに進むとぐるっとトンネルの上を越えて反対側(位置)に出ますので、あとは上記と同じルートで。

 

神社付近は住宅地で道が狭いので注意。

一の鳥居の周辺に駐車可能です。

神社概要

社名鹿島神社〔小名浜鹿島神社〕(かしまじんじゃ)
通称
旧称
住所福島県いわき市小名浜南富岡字北ノ内11
祭神武甕槌命
社格等旧村社
札所等
御朱印あり
御朱印帳
駐車場あり
公式Webサイトhttp://小名浜鹿島神社.jp
備考旧地は小名浜鳥居下

参考文献

  • 「西町村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
  • 「鹿島神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995