厳島神社。
総社市真壁、総社駅のすぐ近くに鎮座。
式内社 神神社の論社(旧地?)。
境内
鳥居
注連柱
狛犬
神門
手水鉢
社殿
拝殿
扁額
本殿
境内社等
境内社が4社ありますが、社名は不明
祀られている石?
牛馬美佐岐鎮祭所?と刻まれた石碑
由緒
一、ご鎮座地…総社市真壁九三五番地
一、ご祭神…市杵島姫命・田霧姫命・田芸津姫命(天照大神の御子・三女神)
一、由緒…
大和朝廷の屯倉(直轄地)であった現在地に宮島宮を祭り、氏神とする。
国司・領主の崇敬篤い神社なり。
氏神様・氏神明宮・厳島大明神・宮島宮弁才天宮等と呼称し明治初年に厳島神社と改称する。
一、ご神徳…家内安全・農耕守護・学芸向上・海上安全
創建時期は不詳。
大和朝廷の屯倉であった現在地に宮島宮を祀ったと境内由緒書にあります。
『備中誌』神神社の項に「昔し松山川東へ入て三和村の方へ流れそれより古池へ落し頃は今の三和村古川の西に有て池田光政公より前は今の三和村に立せ給ひしを其後此八代村に還せしとかやいひ伝へぬ」とあり、八代の神神社がかつて(池田光政の頃というと17世紀中葉か)三和村から遷座されたという言伝えがあることがわかります。
『岡山県神社誌』の当社項に「延喜式内社と考えられる」とあります。どの式内社に当たるかは書かれていませんが、上記の言伝えからすると延喜式神名帳にみえる「備中国下道郡 神神社」を指すと思われます。
しかし八代の神神社は古代には山上の磐座で祭祀が行なわれていたという伝えもあり、事実なら当地からの遷座というのは辻褄が合いません。
また神神社は大和の大神神社からの勧請ともいわれるので、当初から背後に木村山を擁する八代の社地に鎮座したと考える方が自然な気もします。
当社南東に三輪山があるのが気にはなりますが、そもそも真壁も三輪も窪屋郡に当たるので…
元は氏神様・氏神明宮・厳島大明神・宮島宮弁才天宮等と称しており、明治初年に厳島神社に改称。
時期不明ですが村社列格。
祭神は多岐津姫命、多岐理姫命、市杵島姫命。
御朱印
御朱印の有無は不明。
アクセス
総社駅西口から徒歩5分程度。
車の場合駐車場はありません。
総社駅の東口に30分まで無料の駐車場がある(位置)のでそちらを使うのがいいと思います。30分オーバーしても1時間までは100円です。ただし11台(1台分は身障者用のため実質10台)しか停められません。
満車の時は、駅前ロータリーから北に入っていくと広い駐車場があります。こちらも30分まで無料、以降は6時間まで200円。
神社概要
社名 | 厳島神社(いつくしまじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | 氏神様 氏神明宮 厳島大明神 宮島宮弁才天宮 |
住所 | 岡山県総社市真壁935 |
祭神 | 多岐津姫命 多岐理姫命 市杵島姫命 |
社格等 | 式内社 備中国下道郡 神神社 旧村社 |
札所等 | – |
御朱印 | 不明 |
御朱印帳 | – |
駐車場 | なし |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「嚴島神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 岡山県神社庁編『岡山県神社誌』岡山県神社庁, 1981
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第二十二巻 山陽道』皇學館大学出版部, 1980