天都賀佐彦神社（美馬市美馬町西荒川）

天都賀佐彦神社。

美馬町西荒川、美馬交流館という特産品店のそばに鎮座。

式内社　天都賀佐毗古神社の論社。

境内

社頭

鳥居

扁額

灯篭

社日塔

社殿裏手に石祠

境内

拝殿

本殿覆屋

拝殿に比べて派手な配色。

創建時期、由緒等不詳。

『徳島県神社誌』にも記載のない神社ですが、『阿波志』（読み下し文は『阿波誌』より）には以下の記述があり、延喜式神名帳にみえる「阿波国美馬郡　天都賀佐毗古神社」の論社となっています。

阿波誌
天津賀比古祠　延喜式、亦小祀と爲す重清村荒川里に在り或は西岡宮と稱す（中略）其主級長戸邊命也と神代紀に云ふ伊弉諾尊曰く吾生む所の國唯だ朝霧ありて熏滿つ哉、乃ち吹き撥ひ氣化する神號を級長戸邊命と曰ふ亦は級長津彦命と曰ふ是風神也

神社誌等に記載がないので、旧社格は不明。無格社？

祭神は『阿波志』によれば級長戸辺命、または級長津彦命。

『日本書紀』は上記の通り、級長戸辺命の別名を級長津彦命という風に書いていますが、「とべ」は「とめ」に通じ女性を表す語で、級長戸辺命は女神であるとする説もあります。

同じく式内論社である轟の天都賀佐比古神社が級長津彦命と級長津姫命を祀っているので、当社も同じではないかと思うのですが、正確なところは不明。

御朱印の有無は不明。

かなり入り組んだ細い道の先にあり、迷いやすいです。

美馬交流館さんのブログにある美馬交流館の場所の記事の案内に沿って美馬交流館にたどり着けたら、そのすぐ東側が神社です。

案内記事を読んでもよくわからん、という方のためにルートをGooglemap上でなぞったものを用意しました。

直リンクはこちら。

社殿後方（境内北側）に駐車スペースがあります（位置）。