湯ノ岳。
いわき湯本の温泉神社の北西5km弱。
温泉神社の神体山で、往古の鎮座地とされる場所。
三箱石
車道沿いにある両部鳥居
ここから登っていきます。
5分ほど登ると右手に鳥居
鳥居の奥に三箱石
第七の木戸とありますが、木戸というのは三箱山法海寺が湯之岳観音尊お山掛け修行の際に御幣を奉納し祈願法要をする場所として設定しているもの。
- 第一の木戸 〆帳場
- 第二の木戸 不動滝
- 第三の木戸 賽の河原
- 第四の木戸 御前滝
- 第五の木戸 毘沙門滝
- 第六の木戸 姥様
- 第七の木戸 箱石
- 第八の木戸 経塚
- 第九の木戸 お竜灯場
- 第十の木戸 観音堂跡地
第十まであるようですが、今回見たのは第七と第八のみ。
山頂
山頂付近には電波施設が多くあり展望はありません。
第八の木戸 経塚
山頂と三角点
駐車場から出て県道に合流するあたりは木がないためこんな風に展望を楽しめます
駐車場西端の階段の先に展望台があるのですが、階段が封鎖されていたので見ていません。
由緒
湯本の温泉神社は上代の昔、当地に鎮座していたとされています。
天武天皇白鳳2年(673)に小子部連鉏鈞の三男で初代神主の小子部宿禰佐波古直足が勅命により湯本三函の地に遷座。
その後も温泉神社の神体山とされています。
アクセス
山の南側から、県道371号(かつての湯の岳パノラマライン)を登ります。山頂付近を少し過ぎたあたりに駐車場あり(位置)。
磐座は山頂付近にあります。登ってきた車道を少し戻ると、道の脇に鳥居(冒頭の写真、位置)があります。鳥居をくぐり、山道を登っていきましょう。数分で三箱石前の鳥居が見えてきます。
ちなみに夜の展望台はいわきの夜景がきれいに見えるそうです。
ただし走り屋が多いようで気を付けた方がよさそう。事故が多く心霊スポット扱いされていたりも…
神社概要
社名 | 湯ノ岳〔温泉神社神体山〕(ゆのだけ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | – |
住所 | 福島県いわき市常磐藤原町湯ノ岳 |
祭神 | 少彦名命(?) 大己貴命(?) |
社格等 | 式内社 陸奥国磐城郡 温泉神社(旧地) |
札所等 | – |
御朱印 | – |
御朱印帳 | – |
駐車場 | あり |
公式Webサイト | – |
備考 | 現社地:温泉神社 |
参考文献
- 「温泉神社」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「温泉神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第十四巻 東山道3』皇學館大学出版部, 1987
- 明治神社誌料編纂所編『府県郷社明治神社誌料 中巻』明治神社誌料編纂所, 1912(国会図書館デジタルコレクション 449-450コマ)