杉山神社。
横浜市保土ケ谷区川島町に鎮座。
式内社 杉山神社の論社。
境内
社頭
鳥居
扁額
手水舎
社号標
狛犬(手前)
狛犬(後ろ)
脇参道の社号標
社殿
拝殿
本殿
境内社等
境内右手に川島稲荷神社
お狐さん
神楽殿?
倉庫?
市の名木古木指定を受けているイチョウ
境内からの眺め
表参道の鳥居前左手の細い道を上っていくと、嬬恋稲荷があります
社殿
逆光でひどいことに…
お狐さん
由緒
創建時期は不詳。
口碑によれば後奈良天皇の天文年中(1532~55)の創建といい、北条氏康がこの地に陣営の夜、日本武尊の東夷征討を夢見て、戦勝の前兆であるとして祠を建てて武運長久を祈ったのがはじまりとされます。
氏康は大勝し、凱旋して社殿を新築、除地一反歩を付して報恩の意を表し、また領民愛撫の念厚く、庶民の困憊を救うため植林を奨励、植林の祖神五十猛命を合祀したとも。
続日本後紀 承和5年(838)2月庚戌(22日)条にみえる「武蔵国都筑郡枌山神社預之官幣。以霊験也」、同承和15年(848)5月庚辰(22日)条にみえる「奉授武蔵国无位枌山名神従五位下」の枌山神、並びに延喜式神名帳にみえる「武蔵国都筑郡 杉山神社」の論社の一社とされています。
国史・延喜式に見える社であれば、上記口碑よりも創立は数百年単位で遡ることになります。
弘化元年(1845)炎上し、古記録等消失。
明治6年、村社列格。
御朱印
御朱印の有無は不明。
アクセス
国道16号(八王子街道)と環状2号が交差する辺り(東川島町の南側)の川島町東交差点(位置)から、住宅地の細い道を入っていくと神社前まで行けます(こんなルート)。
境内に車で乗り入れられますが、無断駐車禁止の立札あり。参拝者なら大丈夫かと思いますが…
神社付近の道は狭いので、国道沿いのコインパーキング(いくつかある)に停めて歩いたほうがいいかもしれません。
徒歩なら相鉄の上星川か西谷から。どちらも15分程度です。
神社概要
社名 | 杉山神社(すぎやまじんじゃ) |
---|---|
通称 | 川島杉山神社 |
旧称 | – |
住所 | 神奈川県横浜市保土ケ谷区川島町字南原896 |
祭神 | 日本武尊 五十猛命 |
社格等 | 式内社 武蔵国都筑郡 杉山神社 続日本後紀 承和五年(八三八)二月庚戌(廿二) 枌山神社 預之官幣 続日本後紀 承和十五年(八四八)五月庚辰(廿二) 枌山名神 従五位下 旧村社 |
札所等 | – |
御朱印 | 不明 |
御朱印帳 | – |
駐車場 | あり(?) |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「杉山神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 神奈川県神社庁編『神奈川県神社誌』神奈川県神社庁, 1981
- 戸倉英太郎『杉山神社考』緑区郷土史研究会, 1978