高部屋神社旧地(弥杉)。
東海大学伊勢原キャンパス(と附属病院や幼稚園)の西に鎮座。
高部屋神社の旧地とされる地に建つ祠。
祠
畑(家庭菜園?)の隅っこに祠が2つあります
左側の石祠。中には大住大明神と彫られた石碑が納められています。
右側の祠
2つとも大住大明神の祠なのでしょうか。
由緒
高部屋神社の記事をご参照ください。
当地は、高部屋神社の旧地とされる場所。
当地弥杉の北東部、丘陵をなしているあたり(今の東海大学周辺?)に斎館があったとされ、サイカン森と呼ばれていたそうです。
斎館に大住大明神が勧請され、毎年6月15日に各村の氏神を迎えて糟屋祭を行ったとのこと。
しかし後に糟屋庄が衰微するとともに、糟屋祭も斎館も廃れ、弥杉の祠だけが残ったとされます。
後世、糟屋祭の祭場とサイカン森を含む地域を斎屋村(いやすき)というようになり、弥杉の字があてられるようになったといいます。スキは百済語でムラを意味するのだとか。
ただ、創建の地とされる渋田山からの遷座は鎌倉時代頃とみられていますが、現社地へいつ遷ったのかははっきりとしません。
また『相模の古社』では、当地はあくまで斎館と祭場があった場所だとしています。
御朱印
御朱印はありません。
アクセス
高部屋神社から国道246号を少し西に行き、大学病院前交差点を北へ。
150mほど先の交差点を左折し、150mほど行ったところ、東海教育産業(株)駐車場の北側に祠があります。
専用の駐車場はありませんが、すぐ南東にコインパーキングがあります。
神社概要
社名 | 高部屋神社〔旧地/大住大明神〕(たかべやじんじゃ/おおすみだいみょうじん) |
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住所 | 神奈川県伊勢原市下糟屋字弥杉 |
祭神 | 大住大明神? |
社格等 | 式内社 相模国大住郡 高部屋神社 |
御朱印 | なし |
駐車場 | なし(付近にコインパーキングあり) |