石瀬比古神社跡地。
能登町字宇出津井、住宅地の中に聳える巨岩。
式内社 石瀬比古神社の論社とされる石瀬比古神社がかつて鎮座した地。
跡地
塀で囲まれた一角が跡地
かなりの巨岩
周囲の2階建て住宅と同じくらいの高さです。どんな要因でここにこの巨岩ができたのかは不明。
てっぺんに「石瀬比古神社跡地」と刻まれた碑
草に埋もれてはいますが、手前に道らしき傾斜があります(塀で囲われているので入れません)。かつてはこの碑の場所に小社があったようです。
現在の全体が囲われた状態だけを見れば、この岩自体が磐座として信仰の対象であったようにも思えますが、実際のところは不明。
由緒
石瀬比古神社跡地
この小さな山上にかつて、小さな社が祀られ、年2回のお祭りが行われてきた。明治45年、酒垂神社に合祀されたが、今でもこの地を聖地として不浄を嫌うのは、漂着神を祀る酒垂神社のご祭神が、流れ着いた地と伝承されるためであろう。
石瀬比古神社の御祭神は、稲背脛命で疱瘡の神、さぎの神として知られている。
創建時期は不詳。
案内文によればこちらが酒垂神社祭神の漂着した場所と伝承される地のようですが、石瀬比古神社と酒垂神社の関係性は不明。
延喜式神名帳にみえる「能登国鳳至郡 石瀬比古神社」に当社をあてる説があります。
…といっても私が確認できたのはネット上にある情報だけで、『式内社調査報告』には記載がありません。あるいは自治体史などに載っているのかもしれません。
以降の由緒も不明。
明治45年に酒垂神社に合祀され、現在は跡地として保存されているようです。
御朱印
跡地なのでないと思います。
アクセス
酒垂神社の記事参照。
酒垂神社社頭から少し南に歩くと、すぐに左手に巨岩が見えてきます。
神社概要
社名 | 石瀬比古神社〔跡地〕(いわせひこじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | – |
住所 | 石川県鳳珠郡能登町字宇出津井 |
祭神 | 稲背脛命(酒垂神社に合祀済) |
社格等 | 式内社 能登国鳳至郡 石瀬比古神社 |
札所等 | – |
御朱印 | 不明 |
御朱印帳 | – |
駐車場 | なし |
公式Webサイト | – |
備考 | 明治45年に酒垂神社に合祀 |
参考文献
N/A