沖波諏訪神社。
穴水町沖波に鎮座。
式内社 神目伊豆伎比古神社の論社。
境内
社号標
石段
石段途中ののと鉄道能登線高架跡
2005年の廃線までは参道の上を通る形で線路がありました。当社の北東には沖波駅という駅があり、待合所の建物が残されています。
鳥居
参道
手水鉢
狛犬
社殿
拝殿
外観から近年建て替えられたもののようですが、竣工年は不明。
扁額
本殿覆屋
由緒
創建時期は不詳。
延喜式神名帳にみえる「能登国鳳至郡 神目伊豆伎比古神社」に当社をあてる説があります。
元は神目伊豆伎比古神社を称しており、時期不明ですが諏訪大明神を同殿としたそうです。
寛保2年(1742)の『前波村稲荷由来記』によれば、その頃は諸橋稲荷神社の摂社であったとのこと。
明治4年、村社に列格。
明治7年、沖波諏訪神社に改称(この時まで神目伊豆伎比古神社だった?)。
明治40年、八坂神社、火宮神社、恵比須神社を合祀。
『平成祭データ』は主祭神を神目伊豆伎比古命、加具頭遅神、配祀神を建御名方主命、事代主神、菊理比女命、蛭児命、大国玉命、須佐之男命とします。
昭和21年の神社明細帳では、建御名方主神、神目伊豆伎比古命、加具頭遅神、事代主神。
石川県神社庁のページでは、神目伊豆伎比古命、建御名方主命、事代主神。
平成27年4月24日 文化庁指定
沖波大漁祭りは、穴水町の沖波諏訪神社の例祭(8月14日、15日開催)で、初日は、日中から夜遅くまで集落内をキリコが巡行し、二日目は早朝より立戸の浜と呼ばれる遠浅の海にキリコが入り、笛、鉦、太鼓の音色に合わせて海中を乱舞することで知られています。
御朱印
御朱印の有無は不明。
アクセス
穴水から国道249号を東に走り、穴水町川尻の分岐(位置)で南に折れます。
約3.7km行ったところで分岐(位置)があるので右手(甲の案内が出ている方)へ。
4km弱行くと海沿いの県道34号に出ます(位置)。そこから東へ3km向かうと参道下にでます。
駐車場はありません。
参道下から少し東に行った沖波宮の下バス停のあたり(位置)を北に入り、沖波駅跡の少し先(位置)を左に折れて畑の間を抜けると境内に乗入れることができ、駐車可能です。沖波駅跡のあたりは道が狭いので注意。
神社概要
社名 | 沖波諏訪神社(おきなみすわじんじゃ) | |
---|---|---|
通称 | – | |
旧称 | – | |
住所 | 石川県鳳珠郡穴水町字沖波ロ40 | |
祭神 | 神目伊豆伎比古命 加具頭遅神 | 『平成祭データ』 |
建御名方主神 神目伊豆伎比古命 加具頭遅神 事代主神 | 昭和21年神社明細帳 | |
神目伊豆伎比古命 建御名方主命 事代主神 | 石川県神社庁ページ | |
配祀 | 建御名方主命 事代主神 菊理比女命 蛭児命 大国玉命 須佐之男命 | |
社格等 | 式内社 能登国鳳至郡 神目伊豆伎比古神社 旧村社 | |
札所等 | – | |
御朱印 | 不明 | |
御朱印帳 | – | |
駐車場 | なし | |
公式Webサイト | – | |
備考 | – |
参考文献
- 「沖波村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「沖波諏訪神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第十六巻 北陸道2』皇學館大学出版部, 1985