重蔵神社〔産屋〕(輪島市河井町)

重蔵神社産屋。

輪島市河井町、朝市通りの西側に鎮座。

輪島大祭の最後に重蔵神社の御神輿が祀られる場所(旧御仮屋)。

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産屋

産屋

かなり新しい建物。2015年に出来たものらしいです。

以前の名称は「御仮屋」だったようですが、おそらく役割としては変わっていないと思われます。

 

輪島朝市の開催時間しか開いていないらしく、午後に訪れたら閉まっていました(鍵が掛かっているので入れません)。朝は8時半~9時(ネット上の情報にバラつきあり、大体の時間ということかも)に開き、正午に閉まります。開門時間が限られており、かつ朝市通りにあることから休日は混みそうなイメージ(産屋の御朱印があるのでそれ目的の人がわらわらいそうな…)。

 

建物の中心部には御柱が建っています。知らなかったので撮っていません…(知っていても格子があるので撮れなかったでしょう)

写真を見ると新しめで、建替えの時に設置されたものかと思われますが、御仮屋の時にも別の御柱があったのかは不明。

 

扁額

 

産屋向かいの電気屋さん前に設置されていた乾電池自販機

最近は見かけるのすら珍しいので撮ってしまいました。

新500円玉専用の注記があることから少なくとも2000年以降にも稼働していたと思われますが、現役なのかはわかりません。

由緒

重蔵神社由緒

朝市通りに参道を持つ重蔵神社は、今から千三百年以上前に創建されました。主祭神に天冬衣命と大国主命をお祀りし古くから河井町の氏神として敬われてきました。そして輪島塗と朝市の守り神として今も多くの人々に親しまれております。

産屋由緒

重蔵神社の男神様がお祭り(八月二十三日)の夜、河井の浜で松明を焚きあげます。

舳倉島の女神様はその光を目指して海を渡って来られます。

お二人が浜で結婚されると女神様はすぐに新しい神様を身ごもられます。

男神様は、産屋(出産をする建物)を建てられます。

女神様はここで新しい御子神様をお産みになられるのです。

その新しい神様のお名前を鵜草葺不合命と申し上げます。

鵜草葺不合命の御神名

その昔、安産を願って産屋の屋根に鵜の羽を葺く風習がありました。

鵜草葺不合命の御神名は、この神様が産屋に鵜の羽を葺く暇も無いほど早くお生まれになったことから名付けられました。

とても早く元気にお生まれになった大変生命力の強い神様です。

元々この場所には、輪島大祭の最後に重蔵神社の御神輿が祀られる御仮屋があったそうです。

以前の建物が老朽化したため2014年に解体され、翌2015年に新たに建てられたのがこの産屋。

現在も大祭の時には御仮屋として使われるそうで、御神輿を入れるために正面の格子戸と鴨居は全て取り外せる構造なんだとか。

建物内中央部には御柱が立てられています。この御柱はマリンタウンに新築された輪島キリコ会館(当社からみて東の方にあります)に設置された大松明の柱と同木で造られているそう。

祭神は由緒からして鵜草葺不合命だと思われます。

 

御朱印

御朱印はあります。

開門時間が限られているので注意。

本社の方で産屋の御朱印も頂けるかもしれませんが、未確認。

アクセス

外浦から国道249号、あるいは内浦から県道1号で輪島へ。

朝市通りの中にあり、駐車場はありません。そもそも開門時間=朝市の開催時間中は車両通行止めです。

すぐ北、海沿いに朝市利用者用の駐車場がありますのでそちらに停めるのが良いです。ただ連休なんかだと満車もあるらしいので、早朝に着いておく方がいいかも。

料金は、朝市開催時間中に出庫すると300円(多分12時以降に出れば無料?)。

神社概要

社名重蔵神社〔産屋〕(じゅうぞうじんじゃ うぶや)
通称
旧称御仮屋
住所石川県輪島市河井町
祭神鵜草葺不合命(?)
社格等重蔵神社御仮屋
札所等
御朱印あり
御朱印帳
駐車場なし
公式Webサイトhttps://juzo.or.jp/
備考

参考文献

N/A