保内八幡神社。
西条市円海寺に鎮座。
境内社の周敷神社は式内社 周敷神社の論社。
境内
鳥居
扁額
社号標
社頭、道路挟んで向かいに燈籠
石碑(読めず)
手水舎
狛犬
注連柱
社殿
拝殿
扁額
本殿
周敷神社
周敷神社
周敷神社社号標
スウノ神ト唱ウヌハスノ神ハスウノ神
祭神 國常立命 火明命
境内社等
境内社三社
境内の木々(たぶん全てクスノキ)
由緒
創建時期は不詳。
当初は丹生川八幡宮と称していました。
応永年間(1394~1427)に河野六郎通文が再建(『平成祭データ』では河野六郎通之。通文というのは別名?)
天正年間(1585)に兵火に罹るものの、社祠のみ焼け残ったため、火中(内)八幡宮(ほなかはちまんぐう)と称されるように。
文禄元年(1592)、火の字を忌み、内を保った意によって保内八幡宮と改称。
境内社の周敷神社を延喜式神名帳にみえる「伊予国桑村郡 周敷神社」にあてる説があります。
元は今より南に鎮座しており、傍らに池があって、そこに蓮が繁茂していたので、波周布宮(はすうのみや?)と称していたと『明治神社誌料』にあります。
保内八幡神社、波周布宮、そして道前宮という三社が近接し、それぞれの社叢が接続して一大森林となっていたとのこと。
時期不明ですが、波周布宮と道前宮は保内八幡神社に合祀されています。
御朱印
御朱印の有無は不明。
宮司さんは常駐されているようなので、気になる方は確認してみては。
おそらく神社西に隣接する住宅が社務所兼ご自宅かと(保内八幡神社社務所の碑が立っているので)。
アクセス
今治小松自動車道の東予丹原ICを降り、左折。
600mほど先の突き当り(位置)を右折、900mほど先の十字路(位置)を左折。
650m先(位置)で右折し150mほど行くと社頭。
境内右手に神社の会館があり、その前に駐車可能です。
神社概要
社名 | 保内八幡神社(ほないはちまんじんじゃ/ほうないはちまんじんじゃ) | |
---|---|---|
通称 | – | |
旧称 | 火内八幡宮(保内八幡神社) 蓮宮明神、波周布宮(周敷神社) | |
住所 | 愛媛県西条市円海寺172 | |
祭神 | 応神天皇 神功皇后 仲哀天皇 市杵島姫命 湍津姫命 田心姫命 武内宿禰 | 保内八幡神社 |
国常立命 火明命 | 周敷神社 | |
社格等 | 式内社 伊予国桑村郡 周敷神社(境内社周敷神社) 旧郷社 | |
札所等 | – | |
御朱印 | 不明 | |
御朱印帳 | – | |
駐車場 | あり | |
公式Webサイト | – | |
備考 | – |
参考文献
- 「保内八幡神社」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「保内八幡神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第二十三巻 南海道』皇學館大学出版部, 1987
- 明治神社誌料編纂所編『府県郷社明治神社誌料 下巻』明治神社誌料編纂所, 1912(国会図書館デジタルコレクション 348-349コマ)