三嶋神社(今治市上徳字高森)

三嶋神社。

今治市上徳に鎮座。

式内社 姫坂神社の論社。

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境内

鳥居

 

注連柱

 

狛犬

 

狛犬

 

社号標

 

手水舎

社殿

拝殿

 

扁額

 

本殿

境内社等

須佐之男神社鳥居

 

須佐之男神社狛犬

 

須佐之男神社社号標

 

須佐之男神社

 

須佐之男神社左手の小祠

おそらく厳島神社。

 

大己貴神社

 

社殿左手の石段

上に境内社と磐座があります。

 

石段脇の祠

 

上神宮大明神の扁額

 

石段上の境内社

愛媛県神社庁のページには、上掲の須佐之男神社と大己貴神社の他に神明社、山神社、須賀神社があげられているので、この五社か石段下の一社がどれかにあたると思うのですが、祠の数の方が多く詳細不明。

大神宮さんの岩

石段上には大きな岩が祀られており、大神宮さんの岩(天皇さんの岩)と呼ばれています。

 

大神宮さんの岩(天皇さんの岩)

 

この岩は、あるお姫様が頭に乗せて遠方から持ってきて積み重ねたもので、この岩の上で舞って雨乞いをしたとか、大三島の神が金襴に包み袂へ入れて持ってきたとか、天下った石だとかと言われているそうです。

大晦日の晩、三島神社の氏子の家の前を金の車がカチンカチンと金属音をたて通る事があり、この音を聞くと翌年幸せ或は災いがやってきた(特に貧しい人が聞くと幸せがきた)といい、岩には車が通ったレール跡とされるものが残っているとか。

他に椀貸伝説も伝わっています。

 

由緒

神亀5年(728)8月23日、国司散位小千宿祢益躬が勅を奉じ、大三島より勧請した伊予八社の三島宮のうちの一社とされています。

それ以外の由緒は不詳。

 

貞享2年(1685)の『今治領寺社明細言上書』には、上神宮村に姫坂明神があったことが記されており、それは当社あるいはその付近であると推定されています。

ここから、延喜式神名帳にみえる「伊予国越智郡 姫坂神社」の論社とされています。

あるいは姫坂神社は当初ここに鎮座し、後に泉川左岸・姫宮の地を経て現在の宮下町に遷ったのかもしれません。

御朱印

御朱印の有無は不明。

アクセス

国道196号を今治市街から南下、あるいは今治小松自動車道の今治湯ノ浦ICから北上し、高市交差点(位置)まで行き、そこから北東に折れて頓田川沿いを進みます。

1kmちょっと行くと左手に社叢が見えてきます。

境内横を通り過ぎた辺り(位置)で、左斜め後ろに降りると参道前に出ます。

境内駐車可。参道脇の木のないところに停められます。

神社概要

社名三嶋神社(みしまじんじゃ)
通称
旧称姫坂明神(?)
住所愛媛県今治市上徳字高森194,195
祭神大山津見命
社格等

式内社 伊予国越智郡 姫坂神社 名神大

旧村社

札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場あり
公式Webサイト
備考

参考文献

  • 「上神宮村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
  • 「三嶋神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第二十三巻 南海道』皇學館大学出版部, 1987