南豫護国神社。
宇和島城のある城山の南西麓に鎮座する神社。
境内
道沿い細い階段の上に鳥居が見えます
ここが参道入口。微妙にわかりづらいです。
社号標
鳥居の扁額
階段上に狛犬
社殿への階段と、その前の鳥居
拝殿前の狛犬
渋沢栄一寄進のものだそうです。
社殿
拝殿
本殿
境内社・石碑
生目神社
ニューギニア方面戦没者慰霊碑
由緒
大正2年(1913)藩主四柱を祀り創建。
ただし、日本歴史地名体系によれば明治44年(1911)に創立が計画され、大正3年(1914)4月に藩祖秀宗の入国300年祭を記念し社殿造営、とあります。
当初は宇和島城の別名である鶴島城から、鶴島神社と名付けられます。
鎮座地はかつて日吉神社(宇和津彦神社から勧請)があった所。日吉神社は丸之内和霊神社に合祀されていますが、移転合祀は当社創建が計画される以前(明治41)にされています。事情は不明。
昭和20年(1945)の空襲で拝殿を残し全焼。
昭和28年(1953)再建。
戦後、復興に際し南予地方の戦没者の霊(征南の役以来、日清日露大東亜戦争まで)を合祀し、昭和30年(1955)に南豫護国神社と改称しました。
内務省による護国神社指定の対象となっていない、いわゆる指定外護国神社になります。
藩祖を祀った神社は各地にありますが、そこに英霊を合祀し護国神社となったというのは珍しいパターンな気がします。
御朱印
御朱印はあります。
丸之内和霊神社で拝受可。
当社は普段無人です。
アクセス
駐車場はありません。
丸之内和霊神社と同様、城山下駐車場等の有料駐車場を使いましょう。
神社概要
社名 | 南豫護国神社(なんよごこくじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | 鶴島神社 |
住所 | 愛媛県宇和島市丸之内3-6-2 |
祭神 | 伊達秀宗公 伊達村候公 伊達宗紀公 伊達宗城公 戦没者英霊七千余柱 |
社格等 | 旧県社 |
札所等 | – |
御朱印 | あり(丸之内和霊神社にて拝受可) |
御朱印帳 | – |
駐車場 | なし(付近に城山下駐車場等有料駐車場あり) |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「南予護国神社」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「南豫護国神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995