月山神社。
奥州市衣川区、東北自動車沿い、三峯神社の更に奥に鎮座。
中尊寺奥院として栄えたといわれる神社。
境内
平泉古事の森
平泉古事の森育成協議会と岩手南部森林管理署では、歴史的建造物の保全に果たしてきた森林の役割の重要性を啓発し、「木の文化」の象徴でもある歴史的建造物の修復用資材の提供をめざす「平泉古事の森」を設定しています。
参道入口
鳥居と社号標
狛犬
参道
下の鳥居付近は若干道が危ういところもありました。
鳥居が見えてきます
狛犬
鳥居
社殿
拝殿
拝殿手前に和我叡登挙神社の祠と御神体が鎮座しています。
本殿
ちょっと奥にあります。
境内社
拝殿手前に境内社
参道下の鳥居右手の階段を登ると…
荒沢神社
月山は女人禁制で、女性はここまでしか登れなかったそうです。
境内社
神武天皇遥拝所
由緒
社伝によれば、嘉祥3年(850)、慈覚大師によって月読命を祀る月山権現社が勧請され、大師自作の阿弥陀如来像が安置されたのがはじまりとされます。
長治2年(1105)藤原清衡が堀河、鳥羽両帝の勅を奉じて再興、中尊寺奥院として大いに栄えたとされます(『日本歴史地名大系』ではこの時を創建としている)。
文明17年(1485)田野勘四郎により社殿改築。
元和3年(1617)火災により社殿、宝庫が焼失。
宝物として神鏡1面、仏像3体、銅盤円形掛物(掛仏)13面があったと記されているものの、現在は行方不明。
明治4年村社列格。
御朱印
御朱印はあります。
三峯神社で拝受可。
アクセス
三峯神社の記事をご参照ください。
三峯神社参道すぐ北の道を、少し西に入ったところに参道があります(位置)。
森の中を数分上っていくと神社。前述の通り道は悪いところもあり(特に雨の後など)、夏季は雑草もすごいので気をつけてください。
神社概要
社名 | 月山神社(がっさんじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | – |
住所 | 岩手県奥州市衣川区松下64 |
祭神 | 月讀命 |
社格等 | 旧村社 |
札所等 | – |
御朱印 | あり |
御朱印帳 | – |
駐車場 | あり(三峯神社駐車場を利用) |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「下衣川村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「月山神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995