宇奈己呂和気神社 奥宮。
郡山市西部にある、高旗山の山頂に鎮座。
式内名神大社 宇奈己呂和気神社の元鎮座地との伝承が残る山。
登山道
駐車スペースのすぐ先、道の脇に鳥居。ここから参道です。
山頂までは1640m。40分もあれば登れます。
鳥居の手前に由緒書。残念ながら字がかすれてしまっておりあまり読めません…
よくよく見ると一番右に「奥州二ノ宮」の文字が見えます。「あさかの神社誌」にも奥州二ノ宮との記述があるのですが、論拠は記されておらず、他の資料にはこれは見当たりません。果たしてその真相は…
ハイキングコースの案内
熊出没注意の案内と、熊出没情報。幸い私は遭遇しませんでしたが、登る方はお気を付けください。
参道。倒木あり。
元気復調処?
和氣水。あまり水量はなし。飲むのはちょっとためらってしまう…
文字がだいぶかすれている案内板。このあたりから高旗鉱山跡への分岐がある模様。
分岐の場所で大きく曲がった後は概ねまっすぐな道
距離を書いた標識が所々に
道端に「こぐまの小太郎」
こぐまの小太郎からさらに道は続き…
山頂付近に鳥居
鳥居に掛かる鈴
横に御神符料受箱と書かれた箱が置いてある小屋。受箱の右後ろにある黒い箱に御神符が入っていたのかも(開けていないので不明)。
社号標
鳥居をくぐれば山頂までもう少し
山頂
山頂
宇奈己呂和気神社奥宮
年季の入った祠
神社名は書いておらず、高旗山とだけ。
蛇かと思ったら木の枝を使った作り物でした。こぐまの小太郎といいこれといい、なかなかおもしろいです。
猪苗代湖が見えます
こちらは郡山の市街地。晴れていると展望のよい山頂です。
一等三角点
端の方にどうみても人工物な大きな石
何だかわからないままとりあえず撮影したのですが、後から調べると「天測点」というものだそうです。天測点とは天文測量を実施するために設置された基準点で、測量機器の重さに耐えうるよう、コンクリート製の柱となっているそうです。要は重い機器を置くための台座。全国で48点設置され、ナンバリングされておりこの天測点は第15号。ちょうど写真に撮ったのと裏側の面に「第一五号 天測点 地理調査所」と表記されたプレートが埋め込まれているようです(天測点について書かれた資料が見つからず、ネット上にある情報によりました)。
由緒
由緒については宇奈己呂和気神社の記事をご参照ください。
現在地の三穂田町八幡に遷座する前の、元の鎮座地が当地だとされています(異説あり)。
御朱印
確認はしていませんが、奥宮の御朱印はないと思います。
アクセス
登山口までは車で行けます。バス→徒歩だと登山口まで行くのに1時間以上かかってしまうので、車がよいと思います。
県道6号をここで南へ。forestバン源田(旧源田温泉熊田屋)の案内板が立っているところです。道なりに進むと、右手にバン源田の入口、左に林道日山源田線の分岐に至ります。ここを左の林道へ。
そこから林道日山源田線をしばらく走ります。舗装・未舗装が交じる道ですが、軽自動車でも走行に問題はありませんでした。約20分ほど?で登山口へ。登山口手前は道幅がかなり広くなっており、そこが駐車スペースのようです。
このあたりが駐車スペース。
神社概要
社名 | 宇奈己呂和気神社〔奥宮〕(うなころわけじんじゃ) |
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住所 | 福島県郡山市逢瀬町多田野 |
祭神 | 瀬織津比売命 |
社格等 | 式内社 陸奥国安積郡 宇奈己呂和氣神社 名神大(旧地) 奥州二ノ宮(?) |
御朱印 | なし |
駐車場 | あり |