高屋神社〔里宮〕(観音寺市高屋町)

高屋神社里宮。

観音寺市、穂積山の麓に鎮座。

式内社 高屋神社に比定される神社(の里宮)。

境内

鳥居

 

狛犬

社殿

社殿

境内社等

祠群

 

御本殿遥拝所

 

後方に聳える稲積山。後述の通り、稲積山中腹に中宮、山頂に本宮が鎮座。手前に見える道が参道です。中宮までは参道を車で登れるのだそうです。とはいえ狭い道です。

中宮からは徒歩で本宮まで。ただ、Google mapで衛星写真見るとわかる通り、里宮から本宮を挟んで反対側、山中の道路の途中に本宮への車道があります。

ここ。新しい道なのか、普通の地図で見ても表示されませんが…

ストリートビューで見ると、案内板も立っています。終点には駐車場もあるようなので、登山がつらい方は利用してみては。

ちなみに本宮からの眺望は素晴らしく、社前に建つ鳥居は天空の鳥居といわれているのだとか。

 

由緒

創建時期は不詳。

三代実録 貞観6年10月15日条に「讃岐国正六位上高屋粟井神…従五位下」とあります。

ただしこの箇所は本によって「高屋粟井神」と「屋栗神」と相違があります。

前者の場合、当社と粟井神社を指すと思われます。

後者の場合、高松市牟礼町の八栗寺(四国八十八箇所第85番札所)を指すようです。

『増補六国史巻九 三代実録巻上』の上掲条の注記に、「高屋粟井神、秘本閣本前本何れも屋栗神とあり苅田郡に高屋神社粟井神社あるより後人私意を以て高及井字を補ひ栗を粟と改めしなるべし按に木田郡に八栗山八栗寺あれば屋栗神は此地に由ある神なるべし」とあるため。

なお、現在八栗寺境内に(境内案内を見る限りは)神社はありません(一応後方の五剣山にいくつか祠があるようですが、一般入山禁止)。

 

同書貞観9年5月17日には「授讃岐国正六位上高家神従五位下」とありますが、この高家神はどうやら当社ではなく、坂出市高屋町にある高家神社のことを指すのではないかとされているようです。

その後近世までの記録はなし。

江戸時代には丸亀藩主京極家の崇敬が篤く、藩主寄進とされる扁額が残されています。

また、京極家の船が沖を通る際、帆を降ろし船を停めて遥拝の後通ったといいます。

明治5年郷社に、昭和11年県社に列格。

近世には稲積明神、高稲積大明神と呼ばれたようで、現在も稲積さんと親しまれているそうです。

鎮座地

古くは稲積山の山頂に鎮座。

慶長年間に中腹に、宝永年間に山麓に遷座。

そして天保年間に再び山頂へ遷座したといいます。

別の伝承には、御神体の86貫の練石を遷宮の際に下宮に移そうとしたが、中宮近くの七曲りの上で進めなくなり、上宮に戻した。そのため実際に遷座はしなかったとされています。

現在は本宮・中宮・里宮と3ヶ所に社があります。(中宮は石祠のみ)

したがって、ここ里宮は本宮の遥拝所的な社です。

祭神

祭神は邇々杵命、保食神、咲夜比女命。

御朱印

御朱印はあります。

加麻良神社にて拝受可。

今回は本宮まで参拝できていないのでいただいていません。加麻良神社の御朱印が書置きのみだったので、高屋神社も書置きのみかも。

アクセス

琴弾八幡宮の前から県道21号を東→北と進みます。少し走ると、「稲積大社 高屋神社 入口」の看板が見えます。

ここ。案内に従って坂を上っていくと神社に到着。階段の前から、左の道を進めば境内に車を入れられます。

神社概要

社名高屋神社〔里宮〕(たかやじんじゃ)
旧称

稲積明神

高稲積大明神

通称稲積さん
住所香川県観音寺市高屋町
祭神

邇々杵命

保食神

咲夜比女命

社格等

式内社 讃岐国苅田郡 高屋神社

日本三代実録 貞観六年十月十五日戊辰 高屋神 従五位下(写本相違有)

旧県社

御朱印あり(加麻良神社で拝受可)
駐車場あり(境内駐車可)
備考稲積山中腹に中宮、山頂に本宮

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