鬼死骸八幡神社(一関市真柴字蒲沢)

鬼死骸八幡神社。

一ノ関駅の南2.6kmほど、真柴字蒲沢に鎮座。

「死骸」という字が社名に含まれる、非常に珍しい神社。

「鬼死骸」は昔の地名で、坂上田村麻呂が討ち取った敵将大武丸の死骸が埋められたことに由来します。

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境内

社頭の石段

 

鳥居は倒れてしまったようで台石の脇に残骸が置かれています

左右の木に注連縄と竹が掛けられ、鳥居のようになっています。

 

 

参道

 

社殿前

 

狛犬

社殿

拝殿

 

本殿

 

鬼死骸八幡神社祭儀の幟

 

鬼死骸八幡神社の幕

「死骸」という字が境内にばーんと出ているとインパクトがあります。

境内社等

馬櫪神碑

 

碑と祠

 

由緒

創建時期は不詳。

真瀧村誌には康平5年(1062)源義家の勧請とあります。

元は、新幹線と東北本線の線路を挟んだ西側、井戸沢という地区にあったことが、宝暦風土記、安永風土記に記されています(西磐井の産土様さんの案内によれば旧地には現在上れない模様)。

 

明治期に真柴字佐野の鹿島神社に合祀。

その後昭和初期に当地に遷座(宗教法人としての登記がないようなので、現在は鹿島神社の境外摂末社?)

鹿島神社の付近には、「鬼」の名にちなむ鬼石などもあります。

 

参照元サイト:西磐井の産土様

 

上記サイトの運営は西磐井神社総代連合会、住所等見るに事務局は配志和神社さんのようです。

 

御朱印

御朱印の有無は不明。

管理は神社のすぐ北西にあるお宅で行っているようです(宮司さんなのかは不明)。

ちょうど私の参拝時にご祈祷が始まったのですが、ちょっと待って聞いてみたらよかった…

アクセス

一ノ関駅前から国道342号を南下し、2.5kmほどのところ(位置)で新幹線の高架を潜り東へ。

100mちょっと先の分岐を右に進み、道なりに300mほどいくと神社下へ。

神社周辺は道が狭く離合困難なので注意。

参道右手から境内に車を入れられ、駐車可。

神社概要

社名鬼死骸八幡神社(おにしがいはちまんじんじゃ)
通称お八幡様
旧称
住所岩手県一関市真柴字蒲沢3-6
祭神八幡大神
社格等旧無格社
札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場あり
公式Webサイト
備考旧地は新幹線と東北本線の線路を挟んだ西側、井戸沢という地区

参考文献

  • 「鬼死骸村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)