諸橋稲荷神社。
穴水町字前波に鎮座。
式内社 神目伊豆伎比古神社の論社。
境内
社頭
道路挟んで向かい、川沿いの幟枠石
社号標
一の鳥居
扁額
二の鳥居
扁額
手水舎
狛犬
忠魂碑
境内
社殿
拝殿
扁額
本殿覆屋
由緒
延享4年(1747)の由来記によれば、創建は孝謙天皇勝宝元己丑年(749)。
社殿背後には7世紀前後と推定される3基の古墳があるそうです。確かに社殿後方は丘になっておりそれっぽくはありますが、農地化されています。
延喜式神名帳にみえる「能登国鳳至郡 神目伊豆伎比古神社」に当社をあてる説があります。
中世には諸橋六郷(後世、上町野郷、山田郷、南北郷、三井郷、諸橋郷に分かつ、即ち鳳至郡の過半村)の惣社として崇敬されたといいます。
天正年間(1573~92)、上杉謙信能登侵攻の際に焼失(おそらく天正4年か)。
大正14年、郷社に列格。
現祭神は神目伊豆伎比古神、稲荷大神、宇気母智神、倉稲魂神、猿田比古命、大山咋命、鵜草葺不合命、市杵島姫命。
昭和21年の神社明細帳では、神目伊豆伎比古神、稲荷大明神。
『石川県神社誌』では神目伊豆伎比古神、稲荷大明神、大山咋命。
御朱印
御朱印の有無は不明。
アクセス
穴水から国道249号を東に走り、穴水町川尻の分岐(位置)で南に折れ、あとは道なりに海を目指します。
10km弱で海沿いの県道34号にぶつかります(位置)。そこから800m程南に行くと右手に神社。
駐車場はありません。境内南東、県道と社頭への道が分岐する辺り(位置)から乗入れはできますが、入口は小さいです。
神社概要
社名 | 諸橋稲荷神社(もろはしいなりじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | – |
住所 | 石川県鳳珠郡穴水町字前波ヘ137-2 |
祭神 | 神目伊豆伎比古神 稲荷大神 宇気母智神 倉稲魂神 猿田比古命 大山咋命 鵜草葺不合命 市杵島姫命 |
社格等 | 式内社 能登国鳳至郡 神目伊豆伎比古神社 旧郷社 |
札所等 | – |
御朱印 | 不明 |
御朱印帳 | – |
駐車場 | なし |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「諸橋稲荷神社」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「諸橋稲荷神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第十六巻 北陸道2』皇學館大学出版部, 1985