神前神社(さぬき市寒川町神前)

神前神社。

さぬき市寒川町神前に鎮座。社名の読みは「こうざき」、地名や駅名は「かんざき」。

式内社 神前神社の論社。

境内

鳥居

 

扁額

 

狛犬

 

手水鉢

 

御神木?

社殿

拝殿

 

扁額には讃岐国式内社の一覧が。

 

本殿

境内社

境内社

 

 

『香川県神社誌』に境内社 岐神社とあるのでいずれかがそれか。

神前神社の石仏

神前神社の石仏

この石像は、白色凝灰岩製で風化が進んでいるため仏像か神像かの判別が難しく、仏像・神像の両説があります。 仏像説では、この像を横から見るとやや前かがみになっているところが、仏像ではないかと考えられ、造像当初は、全身立像で、鎌倉時代末期か室町時代初期頃の地蔵菩薩像、又は、薬師如来像と推定されています。

神像説では、この像の顔の真ん中あたり(鼻の部分)が高くなっているので、猿田彦命ではないかと考えられています。また、旧神崎村八幡宮並末社由来帳に、山崎「具名登二社」という記載が残っているのが、この石像ではないかとも言われています。近所の人はおふなたさんと呼んでいます。「具名登」は「久那斗」・「岐」とも書かれ、日本書紀には「是を岐神と謂す。此れ本の号は来名戸の祖神と曰す。」とあり、旅人を守る道祖神であるといわれています。

人は自分の生涯のどこかで、信じるものを失いかけることに出会います。そんな時、石像であれ、木造であれその中に神を求め、仏を信じ心の寄りどころを探して祈ります。救われたい人の弱さを、この像はじっと見守り、やすらぎと生きる喜びを与えてきたに違いありません。

『古今讃岐名勝圖繪』はこの神像について、「此神社のかたはらに古の神躰なりといひて古き石像あり。面容詳ならずといへども其鼻最高し。按ずるにこれ猿田彦大神ならんか。(中略)此像古代の神躰にましませば此神社は猿田彦大神をまつれるといふ説信すべし。又社號も(中略)天降ます神の御前仕奉る神の御社なれば、神御前の神社とは稱すならむ。」と述べ、石像の形状から祭神を猿田彦大神、また社名を天降りの際に先導したことに由来するのではないかとしています。

由緒

創建時期は不詳。

詳しい由緒も不詳。

 

延喜式神名帳にみえる「讃岐国寒川郡 神前神社」を当社にあてる説があります(『讃岐生駒記』『古今讃岐名勝圖繪』『讃岐國官社考證』)。

 

『宝暦神社帳』には「山崎鎮守大明神 」との名称の記録もあるそう。

 

祭神については猿田彦命とされていますが異説もあり、『全讃史』では「里人云く。猿田彦神を祠れるなりと。今之を考ふるに、山を油良山と號すれば、則ち蓋し寒川氏の祖ならん。油良大人を主と爲るなり。」として油良大人説を挙げています。

また、『讃岐國官社考證』では、『肥前國風土記』の神埼郡の條及び『播磨國風土記』の賀古郡の條の「神前」を引用し、岐神説を挙げています。

 

香川県神社誌

神前村村社男山神社境外末社。延喜式神名帳に『讃岐国寒川郡小神崎神社』とありて式内当国二十四社の一なり。全讃史に油良大人(神櫛王七世の孫)この地に住し其の祖廟を建てゝ之を祀ると云へり。祭神猿田彦神、或は岐神(神名帳考証)と云はれ定かならず。名勝図会は天孫降臨の条を引きて『天降ます神の御前仕奉る神の御社なれば神御前の神社と称すならむ、神御前のミの重りたるを一つはぶきてカミサキと云ひそれに合せて神前と書きたるならむ』と云ひ、尚往古の神像といふものありて其鼻最高しとて猿田彦神とせり。岐神の説は肥前風土記、播磨風土記の神崎の説によりて云はれしものなるべし。宝暦神社帳に『山崎村鎮守大明神旧号神前神社』とあり。郷名神前(和名抄神埼加無佐木又社号によりて起りしものなりと云ふ。往古は大社なりしがいつの頃よりか衰へて現今の如くなれり。

御朱印

御朱印の有無は不明。

男山神社の兼務社のようなので、そちらで確認がよいかも。

 

アクセス

駐車場がない上に神社周りの道はとても狭いです。近くの神前駅前に駐車場があるようですが恐らく月極。

 

一応この辺りから境内に車で乗り入れることはできます。ただし道が狭いのと下の写真にも見える通り私道のようなので注意。

 

乗入口。車高高いと引っかかるかも。すぐそばに小学校や体育館があるので、人がいるときならお願いしてそちらに停めさせてもらった方がいいかもしれません。

神社概要

社名神前神社(こうざきじんじゃ)
旧称山崎鎮守大明神
通称ミョージンサン
住所香川県さぬき市寒川町神前1623
祭神猿田彦命現祭神
油良大人『全讃史』
岐神『讃岐国官社考証』
社格等

式内社 讃岐国寒川郡 神前神社

男山神社境外末社

御朱印不明
駐車場なし(境内乗り入れ可、神社周囲の道はかなり狭いので注意)

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