朝椋神社。
和歌山市駅の東、和歌山市鷺ノ森明神丁に鎮座。
式内社 朝椋神社に比定される神社。
境内
鳥居
社号標
二の鳥居
手水舎
狛犬
神社公式サイトによると、境内に「こまねずみ」もいるそうなのですが…
社殿
拝殿
扁額
本殿
境内社等
神明神社
子守勝手社
由緒
創建時期は不詳。
延喜式神名帳にみえる「紀伊国名草郡 朝椋神社」及び、『紀伊国神名帳』にみえる「従四位上朝椋神」は当社に比定されています。
『紀伊国続風土記』に「右社若山鷺ノ森にあり、延喜式神明帳名草郡朝椋神社、本國神明帳名草郡從四位上朝椋神是なり、此地古樟の大樹あり白鷺常に其上に群集りしかは、土人鷺ノ森神社といへり、又九頭大明神と称す」とあり、かつては俗に鷺ノ森神社、九頭大明神と称されていた模様。
天正13年(1585)、兵乱に罹り社領等掠取された際、当時の神官杉原景政が神櫃を持って山林に隠れ、海部郡栄谷村(現和歌山市栄谷)の国津神谷と称する所に一時鎮座。
文禄5年(1596)桑山宗栄が再建。
万治2年(1658)に火災で焼失、徳川氏により再建。
延宝年間(1673~1681)に、顕国社と称していた当社を儒者李梅渓が式内 朝椋神社に比定、改称。
かつては境内に「社霊の松」と称する大樹があったそうで(現在はそれらしき松はなく、未確認ですがおそらく現存しない)、寛正6年(1794)に本居宣長が「廣まへに緑も深く枝たれてよにめつらしき神かきの松」と詠み奉献。
明治6年村社列格。
御朱印
御朱印はあります。
社務所で拝受可。
アクセス
和歌山市駅の400mほど東にある東布経交差点(位置)を南に入ると神社があります。
駐車場はありません。和歌山市駅周辺にコインパーキングが多数あるのでお好きなところへ。
神社概要
社名 | 朝椋神社(あさくらじんじゃ) | |
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通称 | – | |
旧称 | 鷺ノ森神社 九頭大明神 顕国社 | |
住所 | 和歌山県和歌山市鷺ノ森明神丁22 | |
祭神 | 大国主命 | 現祭神 |
天石帆別命 | 『紀伊続風土記』 | |
社格等 | 式内社 紀伊国名草郡 朝椋神社 旧村社 | |
札所等 | – | |
御朱印 | あり | |
御朱印帳 | – | |
駐車場 | なし | |
公式Webサイト | http://asakura-jinjya.com/ | |
備考 | – |
参考文献
- 「朝椋神社」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「朝椋神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第二十三巻 南海道』皇學館大学出版部, 1987