荒神社(高山市江名子町)

荒神社。

高山市江名子町、高山駅の南東4kmほどの場所に鎮座。

式内社 荏名神社の論社。

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境内

狛犬

神社の北350mほど、江名子川に架かる橋の手前にあります。Googleストリートビューで見ると2013年時点ではこの辺りに鳥居があったようです。よく覚えていないのですが、この場所の狛犬を撮っているのに鳥居の写真がないので、たぶん2018年時点では鳥居はなくなっていたのだと思います。

 

一の鳥居

 

社号標

「荒神社」の上に書いてある字が読めない…

 

二の鳥居

 

三の鳥居

 

狛犬

 

手水舎

 

手水舎の水はこの沢から引いているようです

 

参道

 

手水鉢(御神水かもしれない)

 

四の鳥居

 

夫婦杉

 

荒神社の夫婦スギ

江名子町四九四六

昭和五十一年八月二十一日 高山市指定天然記念物

このスギは、地上一メートル余で二本に分かれ、それぞれの周囲が四・八三メートル、四・三六メートルあり、元廻り七・六メートルの大きなものである。

荒神社の例祭は、四年ごとの正月七日前後に行われ、あま酒祭りと言われる。

例祭日の前日にあま酒を仕込み、翌日五穀餅と共に参拝者にふるまう。

 

社殿横の巨木

社殿

拝殿

 

拝殿内部

 

本殿覆屋(?)

 

社殿後方の建物

由緒

創建時期は不詳。

 

『飛州志』に「古書曰飛州天野郡荏名神社或ハ荏名大明神ト載テアリ今在所ヲ知ラズ疑フラクハ荏名ノ神社是ナルベキカ」とあり、延喜式神名帳の「飛騨国大野郡 荏名神社」および、三代実録 貞観9年(867)10月5日庚午条にみえる「飛騨国従五位下…荏神…従五位上」の荏神の論社とされています。

 

由緒不詳ですが、『飛州志』に「古来ノ例トシテ女人社地ニ入ルヲ忌ミ樵夫モ社地ノ枝葉ヲ採ルコトヲ禁ズ若慎ミ守ラザルモノハ必ズ神罰ヲ得ル」とあり、かつては女人禁制だったようです。

 

また例祭(旧暦11月18日)に甘酒と餅を供するのがならわしで、上掲の夫婦スギの説明板に見られる通り、現在も続いているようです(4年に1回のようですが)。

昔は、甘酒と餅は家屋から離れた屋外で製し、神前に供えたら退散する、という流れだったそうです。

※ただし高山市サイト内『荒神社の夫婦スギ』紹介ページでは、「田んぼにしめ縄を張り、焚火で飯を炊いてその場所で甘酒を仕込み、さめないようにして一夜その田んぼに置く。翌朝、発酵したあま酒の出来具合でその年の豊凶を占う」とあります。

 

当社の読みは『平成祭データ』と岐阜県神社庁のページでは「あらがみしゃ」。『岐阜縣神社名鑑』と上述の高山市によるページでは「こうじんじゃ」。Wikipediaでは「あらじんじゃ」の読みも挙げられていますが典拠不明。

 

祭神は、火結神、火之夜芸速男神、奥津日子神、奥津日売神。荒神社の祭神として一般的な神々です。

御朱印

御朱印の有無は不明。

アクセス

高山市街から国道41号を南下し、石浦町の交差点(位置)を左折。

1.7kmほど先の分岐(位置)を右手に。1.6kmほど先の十字路(位置)を右手に。

500mほど行くと、左手の路肩が広くなっており(位置)、トイレらしき小屋もあります。ここに駐車可能。

神社概要

社名荒神社(あらがみしゃ/こうじんじゃ)
通称
旧称
住所岐阜県高山市江名子町4946
祭神

火結神

火之夜芸速男神

奥津日子神

奥津日売神

現祭神

埴山媛命

興津彦命

興津姫命

『飛州志』

奥津日子神

奥津比売神

火産霊神

庭火神

『斐太後風土記』
社格等

式内社 飛騨国大野郡 荏名神社

日本三代実録 貞観九年十月五日庚午 荏神 従五位上

旧無格社

札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場あり
公式Webサイト
備考

参考文献

  • 「江名子村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
  • 「荒神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 岐阜県神社庁編『岐阜縣神社名鑑』岐阜県神社庁, 2017
  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第十三巻 東山道2』皇學館大学出版部, 1986