阿多由太神社址(飛騨市古川町杉崎)

阿多由太神社址。

JR高山本線杉崎駅の西100mほど、川沿いの一角。

式内社 阿多由太神社の論社である中宮神社の旧地。

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石碑

跡地の碑 表面

「先哲考證郷史里傳 阿多由太神社址」

 

跡地の碑 裏面

「本社は明治四十年六月十九日大歳神社に奉遷せり 昭和十三年四月建 杉崎氏子中」

 

すぐ横は川(太江川)です

由緒

由緒については大歳神社記事中の「合祀の中宮神社」項をご参照ください。

阿多由太神社の論社である中宮神社(白山神社)は、明治40年に大歳神社に合祀されるまではここに鎮座していたようです。

 

細江歌塚

神社址石碑の北東、県道476号挟んで向かいに細江歌塚があります。

 

細江歌塚

 

説明板

市指定史跡

細江歌塚

昭和四十六年八月二日指定

天保七年(一八三六)、高山の国学者田中大秀は、飛騨国司姉小路基綱、同済継の功績を讃えるため、姉小路ゆかりの地に碑の建設を計画したが、志なかばで没した。

その後、大秀の流をくむ「杉の二本社」社中が中心となり、明治二十年(一八八七)に建立したものである。

不るさとに乃こる心はこころにてみはなほひなのみをなけくかな

従二位権中納言 藤原基綱卿

久もをわけにこりをいてしこころもや於なしはちすのつゆの月かけ

参議正三位 藤原済継卿

(碑表)正二位権中納言藤原実愛書

(碑裏)荏野田中大秀文 門人 蒲八十村書

ちなみにこの碑の左にもう一つ、万葉歌碑が建っているのですが、これは撮り忘れ。

「白真弓斐太の細江の菅鳥の妹に恋ふれか寐を寝かねつる」の碑で、おそらく「斐太の細江」をこの辺り(旧細江村)に比定しているのだと思いますが、不詳。

 

歌碑の手前にあるお社

秋葉社であるようです。

御朱印

跡地なのでありません。

アクセス

杉崎駅を出て県道476号を北西に行くとすぐに杉崎交差点(位置)があります。

交差点の南西側に神社址。北東側に歌塚。

車でのアクセスは、大歳神社の記事を参照してください。大歳神社の前から県道476号を北西に250mほど行くと、杉崎交差点です。

駐車場はありません。神社址碑の手前に一台分くらい置けるスペースはありますが…

神社概要

社名阿多由太神社址(あたゆたじんじゃ)
通称
旧称

白山神社(江戸期の社号)

中宮神社(移転時の社号)

住所岐阜県飛騨市古川町杉崎
祭神

白山比咩命

火闌降神

社格等

式内社 飛騨国荒城郡 阿多由太神社

日本三代実録 貞観九年十月五日庚午 阿多由太神 従五位上

旧村社

札所等
御朱印なし
御朱印帳
駐車場なし
公式Webサイト
備考

参考文献

  • 「杉崎村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第十三巻 東山道2』皇學館大学出版部, 1986