鷲塚天満神社。
碧南市鷲林町に鎮座。
式内社 和志取神社の論社。
境内
社頭
社号標
狛犬
鳥居
扁額
牛
二の鳥居
手水舎
狛犬が水を吐くタイプです(割と珍しい)
後からくっつけた風であり、新しめな感じはしますが。
脇参道の鳥居
狛犬
社殿前の狛犬
特徴的な顔で、胴体には亀甲文様?があります。
社殿
拝殿
扁額
本殿
境内社等
社殿右手の境内社
春埜社、秋葉社、稲荷社の三社が祀られています。
春埜社
祭神 少彦名命
医薬の神さまにして病気平癒又健康をお祈りする神さまです
秋葉社
祭神 迦具土神
火の恵みの神さまで又火の災を守り給う神さまです
稲荷社
祭神 倉稲魂命
穀物の主宰神にして五穀の成就又商売繁昌をお祈りする神さまです
伊勢神宮遥拝所
祓所?
筆塚
舞殿?
倉庫?
由緒
創建時期は不詳。
へきなん観光ナビによれば、古くは和志取神社と称したといいます。
その後天神宮とも称し(この時期の祭神は気入彦命だという)、1687年頃には天満宮と称したとされます。
延喜式神名帳にみえる「三河国碧海郡 和志取神社」に当社をあてる説があります。
『参河志』に「鷲塚村内字神有と云所あり天神を祭る社は小高く松おひ神さびたる地鷲塚の社も是に同じくして祭神天神なり 鷲塚と云神有といへば鷲取の神社に因ありげに思へどもいまだ其証を見ず 愚按に神有昔は亀穴と書たる由古伝あり然れば神有の字拠とならず」とあります。
『神名帳考証土代』や『参河国官社考証集説』も当社について言及しています。
その後享保2年(1717)に社殿修造。
明治5年村社列格。明治11年に天満神社を号したとされます。
大正元年、字野銭上ノ切鎮座無格社秋葉社を合祀(『愛知県神社名鑑』の記述。ただへきなん観光ナビでは昭和7年~9年の矢作川堤防大改修時、野銭の神社を合祀とあるのですが…)。
祭神は菅原道真、大国主尊、迦具土神。
御朱印
御朱印の有無は不明。
アクセス
西尾駅のあたりから県道301号を北西に向かうか、碧南駅の東から県道291号を北東に向かうかして、鷲塚町1丁目交差点の東にある分岐(位置)へ。そこを南東に入って200mほど行くと脇参道の鳥居があります。
鳥居脇に駐車スペースと思われる場所があるのですが(位置)、参拝者用なのかは不明。
神社概要
社名 | 天満神社〔鷲塚天満神社〕(わしづかてんまんじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | – |
住所 | 愛知県碧南市鷲林町2-101 |
祭神 | 菅原道真 大国主尊 迦具土神 |
社格等 | 式内社 三河国碧海郡 和志取神社 旧村社 |
札所等 | – |
御朱印 | 不明 |
御朱印帳 | – |
駐車場 | あり(?) |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「天満神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 愛知県神社庁編『愛知県神社名鑑』愛知県神社庁, 1992
- 羽田野敬雄『参河国官社考集説』(佐伯有義編『神祇全書 第四輯』思文閣, 復刻版, 1971.所収)
- 渡辺政香輯録『参河志』愛知県幡豆郡教育会, 1921(国会図書館デジタルコレクション 71コマ)