杉山神社(横浜市都筑区勝田町)

杉山神社。

横浜市都筑区勝田町に鎮座。

式内社 杉山神社の論社。

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境内

社頭

 

鳥居

 

扁額

 

社号標

 

石段

 

手水舎

 

狛犬

社殿

拝殿

 

扁額

 

本殿

境内社等

稲荷社

 

お狐さん

 

御嶽山神社

 

大口真神の御札

 

塞神

 

力石

 

なお、本殿後ろの森の中をよく見ると、小さな祠があるのが見えます。

当社の南には国指定重要文化財である関家住宅があるので、そちらの屋敷神ではないかと思われます。

由緒

社殿改築之碑

祭神

杉山神社 五十猛命 日本武尊

内 日枝神社 大己貴命 稲荷明神 倉稲魂命

内 八幡大神 応神天皇 稲荷明神 倉稲魂命

内 神明太神 大日孁貴尊 稲荷明神 倉稲魂命

当社は新武蔵風土記稿に、村の乾(北西)の方にあり、本社一間半に二間、拝殿三間に二間、本社に作りそえて東に向かへり、神躰は不動、木の立像にて。長八寸なるを安置す。又八幡稲荷を合殿に置り例祭は年々八月二十一日。村の鎮守にて。村民の持なり。当社の勧請は伝へざれど応永の鰐口を社前に掛く。、、、かかるものあれば古社なるよし。、、、山王稲荷合社 村の中央にて。乾の方に向ふ村民の持。太神宮稲荷合社 村の東にあり。村民の持。

天保九戌年八月十七日社殿を造営、弘化三丙午年九月鳥居建立、明治六年十二月村社に列せらる。明治廿四年九月狛犬明治廿七年九月石坂を新築、明治四十四年一月二日無格社、日枝神社(山王権現)神明社(神明太神)を合祀。大正十五年丙寅年十月十日、本殿幣殿拝殿を改築、同年十月十九日神饌幣帛料供進神社に列せらる。昭和二年二月石坂五段を新築、昭和二十七年十月十九日神楽殿を改築、昭和二十八年八月十三日登記、宗教法人杉山神社と改む。昭和四十六年十二月社殿屋根葺替、昭和五十五年十月裏参道完成今日に至る、氏子数七拾弐戸なり。当地区は横浜市六大事業の一環として港北ニュータウン造成開発が進み、町内三箇所の灌漑用水池も姿を消す事となり、その内谷池を市より払下げを得水利組合の所有地として仮換地指定を受ける。昭和六十三年勝田会館建設のため所有地を処分し建設資金に充当、相当額の残余有神社護持と将来地域の発展をふまえ、最良再建の期と考え、水利組合、氏子中、満場一致の賛同を得、平成二年三月建設委員会発足、社殿の造営、稲荷明神の建立、社務所の新築、境内の諸整備を進め、竣成なる。誠に慶賀の至り茲に謹んで御遷宮祭を奉祝す。

創建時期不詳。

当社を延喜式神名帳にみえる『武蔵国都筑郡 杉山神社』にあてる説があるようです。

しかし由緒は全くもって不明。

『新編武蔵風土記稿』は、応永の鰐口を社前に掛けていたことから古社であるとしていますが、この鰐口がその後どうなったのかは不明。

 

明治6年村社列格(『神奈川県神社誌』には明治15年指定村社列格とある)。

明治44年、無格社日枝神社・神明社を合祀。

御朱印

御朱印の有無は不明。

アクセス

最寄り駅は横浜市営地下鉄のセンター南か仲町台。どちらも1.5km程度。

センター南駅は、東口のファミリーマート スリーウェル茅ヶ崎東店(位置)にハローサイクリングのステーションがあるので、ここで借りるとさくっと行けます。70円/15分。

 

車の場合、駐車場はありません(境内に車で入れる道がありますが、チェーンで封鎖されています)。

最寄りのコインパーキングはアップルパーク勝田町(位置)。100円/30分。

ちょっと坂道気味ですが、500m弱の距離です。

一応、センター南駅のすぐ北にあるNPC24Hコーナン港北センター南モールパーキング(位置)は平日2時間・土日祝1時間無料ではあるのですが、モール利用者向けなのでおすすめはできません(神社までの距離は1.5km弱)。

神社概要

社名杉山神社(すぎやまじんじゃ)
通称
旧称
住所神奈川県横浜市都筑区勝田町1231
祭神

日本武尊

五十猛命

配祀

応神天皇

合祀

大己貴命

大日孁貴命

社格等

式内社 武蔵国都筑郡 杉山神社

続日本後紀 承和五年(八三八)二月庚戌(廿二) 枌山神社 預之官幣

続日本後紀 承和十五年(八四八)五月庚辰(廿二) 枌山名神 従五位下

旧村社

札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場なし
公式Webサイト
備考

参考文献

  • 「杉山神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 神奈川県神社庁編『神奈川県神社誌』神奈川県神社庁, 1981
  • 戸倉英太郎『杉山神社考』緑区郷土史研究会, 1978