佐渡護国神社(佐渡市千種丙)

佐渡護国神社。

佐渡市役所の北北西約700mほどの場所に鎮座。

佐渡全島の英霊(戦没者)を祀る神社。

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境内

鳥居

当社には長い間鳥居が無く、平成3年に建てられたそうです。

 

社号標

 

神門と廻廊

神門は扉が開いておらず、廻廊から拝殿前に入っていく形になります。神門のすぐ手前まで社叢が迫っており、参道も斜めに伸びていて、ちょっと不思議な境内です。

 

狛犬

 

棟札

神社本殿創建時棟鬼木型

本殿屋根葺替工事完了を記念しここに展示する

平成18年(2006年)10月吉日 本殿屋根葺替工事委員会

社殿

拝殿

 

扁額

 

本殿

境内社

社名不詳の境内社

由緒

明治29年(1896)、浄土真宗本屋敷得勝寺住職の本荘了寛が、日清戦争での戦死者40余名の忠魂を鎮めるため、義捐金を集め敷地を購入。明治35年(1902)明治紀念堂が落成。

神式、仏式にとらわれない形式で、堂内に左右に英霊の写真を掲げた祭壇を設けていたとのこと。

明治紀念堂は当社鳥居の北に現存し(位置)、佐渡市指定有形文化財となっています。

参拝時には知らなかったため、未確認。

 

その後、護国神社創建が計画され、昭和11年から募金活動がはじまったようです。

昭和18年(1943)には拝殿、昭和24年(1949)には本殿祝詞殿が完成、明治紀念堂より遷座。

昭和27年(1952)に神社庁の認可を得て神社号取得。

この場合、創建は昭和24年と見てよいのでしょうか。

なお当社は内務大臣指定外の護国神社です。

 

当社に関しては由緒を記載した資料を見つけられず、Web上でも情報がほとんどありませんでした。

下記の2ページを参考にさせていただきました。

 

順徳上皇御遺跡 : やまはかすみのまゆひきて(※こちらのページに参考資料として記載されている『金井を創った百人』に当社の詳細が載っていそうなので後日確認予定)

私の回想録 大地松蔵

御朱印

御朱印の有無は不明。

本務社か否か等についても不明。

アクセス

両津港の北から国道350号を南西にしばらく走ります。

佐渡市役所や佐渡市中央図書館の北、国道沿いに駐車場があります(位置、金井温泉金北の里の看板が立っている所)。

神社の駐車場というわけではなく、付近での買い物等のために用意されている無料駐車場のようです。

神社概要

社名佐渡護国神社(さどごこくじんじゃ)
通称
旧称
住所新潟県佐渡市千種丙135
祭神護国の英霊
社格等なし(戦後創建のため)
札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場あり(付近の無料駐車場を利用)
公式Webサイト
備考旧地は明治紀念堂

参考文献

  • 「佐渡護国神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995