色来神社。
竹野町林に鎮座。
式内社 色來神社に比定される神社。
境内
民家の間が参道入口
奥に鳥居が見えますが、ちょっとわかりづらいかも
鳥居
社号標
参道
少し登ると鳥居がありますが、これは境内社のもので、登った所にあるのは境内社
本社へは、ここで右斜め後ろに折り返します。
本社への参道
狛犬二対
社殿
社殿
側面に立て掛けられた扁額
境内社
参道折返し地点の鳥居の先にある境内社
『式内社調査報告』や『兵庫県神社誌』は稲荷神社としますが、玄松子の記憶さんには「金毘羅神社・熊野神社・秋葉神社・愛宕神社・稲荷神社が祀られている」とあります。出典は不詳。戸を開ければわかるのかしら。
本殿右手前の境内社
扁額には「?(読めず)井神社」とあります。読めない漢字は、昴の上の部分が「自」になっているような形。
本殿の向かい辺りにある建物
境内社ぽい外見ですが不明。扉の格子部分から中を見てみればよかったと思います…
境内社?の隣りにある巨木。御神木?
由緒
創建時期は不詳。
『但馬神社系譜伝』は、天平宝字3年(759)、能登臣道麿がその祖大入杵命を土師丘に祀ったのに始まり、延長5年(927)官社に預かったとします。
社名は鎮座地が色来谷と呼ばれていたことに由来するとされます。
鎮座地は廣瀧とも呼ばれていたといい、昭和初期までは廣瀧大明神とも称されていたとのこと。
一の鳥居付近に滝があり、廣瀧の滝と呼ばれているそうです。
延喜式神名帳にみえる「但馬国美含郡 色來神社」は当社に比定されています。
以降の由緒は不詳。
元禄4年(1691)本殿再建。
明治6年村社列格。
現祭神は国狹槌命。
『但馬故事記』『但馬神社系譜伝』は大入杵命(大色来命)を祭神とします。
御朱印
御朱印の有無は不明。
アクセス
竹野町森本から県道1号を北上。
竹野町林の、赤い屋根の建物があるところ(位置)で左手に入り、その先の消防団の倉庫みたいなのの所(位置)で右へ。150m弱行くと冒頭の参道入口。
表参道側には駐車場なし(田んぼ側路肩のスペースは近隣民家の敷地だと思います)。
参道下から車道を北へ400mちょっと行くと、左手の森の中へ入っていく道があります(位置)。
地図で見る限りでは、ここから境内社の鳥居脇まで道が続いています。
参拝中、鳥居脇から下っていく道を何となく撮ったのですが、多分これが上記の道でしょう
ただ写真拡大すると奥に柵が見えるので、普段は通れないのかも。
通れたとしても未舗装で狭そうなので、おすすめはしません。
神社概要
社名 | 色来神社(いろくじんじゃ) | |
---|---|---|
通称 | – | |
旧称 | 廣瀧大明神 | |
住所 | 兵庫県豊岡市竹野町林字宮ノ谷1236-1 | |
祭神 | 国狹槌命 | 現祭神 |
大入杵命(大色来命) | 『但馬故事記』 『但馬神社系譜伝』 | |
社格等 | 式内社 但馬国美含郡 色來神社 旧村社 | |
札所等 | – | |
御朱印 | 不明 | |
御朱印帳 | – | |
駐車場 | なし | |
公式Webサイト | – | |
備考 | – |
参考文献
- 「林村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「色来神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第十九巻 山陰道2』皇學館大学出版部, 1984