保呂羽山波宇志別神社里宮。
横手駅の西北西約18km、山間の地に鎮座。
式内社 波宇志別神社に比定される神社の里宮。
境内
保呂羽山波宇志別神社里宮の碑
境内へ上る道
車で入る場合こっちは狭いのでもう一本南側にある坂から入った方がいいです。
鳥居
文政7年(一八二四)十月二十日より逗留し、保呂羽山縁起など多くの古書を記録す。八沢木巡村調査を終え十二月二十三日猿田村に移る。
社殿脇の庭
岩(庭石?)
社殿
社殿
右手のお宅とつながっています
社殿横から
扁額
境内社?
社殿後方にあった祠
詳細不明。
由緒
本社は保呂羽山に鎮座まします延喜式内出羽国九座の一にして其創建は孝謙天皇天平宝字元年丁酉八月十五日大友右衛門太郎藤原吉親の開基なり 明治五年四月十一日県社に列し同三十九年九月二十八日神饌幣帛料供進神社に指定せらる
波宇志別神社の創建は天平宝字元年(757)。
社家である大友家の祖先、大友右衛門太郎藤原吉親が大和吉野金峯山の蔵王権現を保呂羽山に勧請したことに始まるといいます。
こちらはその里宮。
里宮がいつ頃から機能しているのかは不明。
由緒詳細については本社の項にて。
御朱印
御朱印はあります。
右手のご自宅にてお願いする形になります。
保呂羽山の本社や神楽殿は無人なので、頂けるのはこちらでのみです(祭事の時はわかりません)。
アクセス
横手駅の北、上真山交差点(位置)から県道29号を西へ。
20kmほど先、楢岡川を渡ったところ(位置)で右手に折れ県道265号へ。
1kmほど先、道の右脇に霜月神楽の案内板があるので(位置)そこを右へ(ここから道が狭いです)。
1kmほど走ると神社下。
駐車場はありませんが、境内まで上って邪魔にならないところに停めるのがよいのかも。境内は民家(おそらく宮司さんのご自宅)の庭に繋がっているので、車の出入りの邪魔にならないように。
神社概要
社名 | 保呂羽山波宇志別神社〔里宮〕(ほろわさんはうしわけじんじゃ) |
---|---|
通称 | 保呂羽山 |
旧称 | – |
住所 | 秋田県横手市大森町八沢木字木ノ根坂200 |
祭神 | 安閑天皇 |
合祀 | 火産霊神 須佐之男命 菊理姫命 大日霊命 菅原道真 金山毘古命 稲倉魂命 大名持神 少彦名命 岩戸別神 誉田別神 八意思兼命 伊邪那岐命 経津主命 猿田彦命 天津御女命 健御名方命 応神天皇 大山祇命 大山咋命 |
社格等 | 式内社 出羽国平鹿郡 波宇志別神社 旧県社 |
札所等 | – |
御朱印 | あり |
御朱印帳 | – |
駐車場 | なし(駐車スペースあり) |
公式Webサイト | – |
備考 | 近辺に本社、神楽殿、仁王門あり |
参考文献
- 「保呂羽山波宇志別神社」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「保呂羽山波宇志別神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 式内社研究会編『式内社調査報告 第十四巻 東山道3』皇學館大学出版部, 1987
- 谷川健一編『日本の神々 神社と聖地 第十二巻 東北・北海道』白水社, 1984
- 明治神社誌料編纂所編『府県郷社明治神社誌料 中巻』明治神社誌料編纂所, 1912(国会図書館デジタルコレクション 642-643コマ)