阿奈波神社(今治市大三島町宮浦)

阿奈波神社。

大山祇神社の西、宮浦港に面する小山、御串山の麓に鎮座。

大山祇神社の境外摂社。

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境内

鳥居

見ての通り神社の横はすぐ山。この御串山の上にはかつて城があったそうです。

 

拝殿脇の小屋には奉納された男根が並んでいます

子宝に恵まれない人や花柳病にも霊験があるとされ女性が下着や陽物を供えて祈る習わしがある、とのこと。

社殿

拝殿

 

扁額

 

本殿

 

2016年に横の御串山斜面が土砂崩れを起こし、残念ながら鳥居と拝殿は倒壊してしまいました。

 

2020年時点の本殿と玉垣

 

男根が奉納されている小屋も難を逃れたようです

いまばり・みやうら海の駅

神社前の道からは大山祇神社の一の鳥居が見えます

鳥居左手前はいまばり・みやうら海の駅(宮浦港)。

かつては大勢の参拝者がこの港から大山祇神社へ向かったそうですが、現在定期船は廃止され、海の駅としてのみ利用されています。

由緒

『大三島記』によれば、大山祇神の長女磐長姫が、瓊々杵尊の子をみごもりながら、妹神吾田津姫が瓊々杵尊に娶わされたために不幸を恥じ、産殿を宮外に作り移り住んだとされています。

古くは穴場明神とも称され、婦人の腰部疾患に霊験が深いとされています。

上記伝えの通り、祭神は磐長姫命。

御朱印

御朱印の有無は不明。

大山祇神社の摂社ですので、大山祇神社で聞いてみるのがよろしいかと。

 

アクセス

大山祇神社一の鳥居の手前、鳥居向かって右に入っていく細い道があります(道の入口位置)。

車も通行できますが、途中から道が狭くなるのでご注意。神社手前に駐車スペースがあります。

神社概要

社名阿奈波神社(あなばじんじゃ)
通称
旧称穴場明神
住所愛媛県今治市大三島町宮浦
祭神磐長姫命
社格等大山祇神社境外摂社
札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場あり
公式Webサイト
備考

参考文献

  • 「大山祇神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 谷川健一編『日本の神々 神社と聖地 第二巻 山陽・四国』白水社, 1984