天忍穂別神社(香南市香我美町山川)

天忍穂別神社。

香南市香我美町山川に鎮座。

式内社 天忍穂別神社に比定される神社。

広告

境内

参道沿いにモノラック(モノレール)のレール

 

鳥居

 

狛犬

 

社号標

 

石段

けっこうな長さです。

 

石段上から

 

手水舎

社殿

拝殿

 

拝殿左右から

 

扁額

 

本殿

境内社等

棚機神社

 

狛犬

 

棚機神社の後ろの巨岩

饒速日命が乗ってきたという石舟が境内にあるということで、こちらかとも思ったのですが、位置的に棚機神社の本殿のように見えます。

棚機神社は元は岩窟内に祀られ、のちに窟内に社殿を建設したと式内社調査報告にあるので、その岩窟であるように思えます(確証はない)。舟形というわけでもないですし…

 

なお、香南市のWebサイトで公開されている広報『こうなんNOW』の12月号裏表紙に当社が取り上げられ、舟形の石の写真が載っているのですが、果してそれが伝説の石舟なのか、奉納された小さな石舟なのかがわからず(一緒に写っている葉っぱを見るとどうも小さいものに見える)。

 

 

棚機神社(通称 千々姫様)

御祭神 栲幡千々姫神

栲幡千々姫神(別名 萬幡豊秋津姫命)は蜻蛉の羽のような繊細な薄い布を織る事の出来る織姫様です。その布を天照大御神に送られたと古書に記されています。御神徳は女性の手技上達開運招福、恋愛と幅広くお守り下さいます。

本社の天忍穂別大神とは、ご夫婦の神様です。

その御子が饒速日尊(石船様)です。

三月二十八日の春祭(竜王祭)は、栲幡千々姫神に祈願したことが由来と言われています。

七月七日(七夕)のお参りもご利益があります。

※栲(タエ) 梶の木の繊維を織った白布

 

なお境内神社として他に末信神社(大山祇神社を合祭)があるそうですが見当たらず。

式内社調査報告の書き方からみると、棚機神社に合祀されているようにも取れますが…

 

大桧

参拝時に案内板をよく見ていなかったのですが、大小2本あるようです。この写真のがどちらかは不明…

 

町天然記念物 石舟神社の大桧

大 目通りの周 三、九メートル

高さ 三十一、五メートル

小 目通りの周 三、三メートル

高さ 二十六、六メートル

由緒

石舟さま由来

昔天照大神のお孫様で饒速日命(ニギハヤヒノミコト)という神様が、石舟に乗り大空を天かけり給い、山川のスミガサコの山の峰にお着になりました。

饒速日命は、まず、河内の国のある山にお降りになり、それから大和の国の桃尾山の麓におとどまりになって、やがて父神の天忍穂耳尊(アマノオシホミミノミコト)を慕って、土佐の国へお着きになりました。土佐へ初めてお降りになったのは、物部川下流の上岡山(野市)で、それから富家村に入られ西川村・長谷の小村・峠の船戸・末延の水船・山川の舟谷を経て、今のスミガサコのお社にお着きになったといいます。

舞川の地石は、この神様がお休みになった時舞楽をなされた跡で、長谷の小村には烏帽子(えぼし)をかけられたという烏帽子岩があり、今のお社の南の谷はお冠を取られた所でカットリといいます。北の谷は杖谷といい、命(ミコト)がホコを置かれた所。その側の首珠が佐古は、お首飾を置かれた所といわれます。

饒速日命がお乗りになった石舟は、境内の裏手にあり、巨大な自然石の舟型をしております。又附近には、船乗り達が献納した小さな石舟がどっさり置かれています。この小さな多くさんの石舟たちが物語る様に、航海の安全を守る舟神様であると共に、疱瘡(ほうそう)様の神様としても知られております。

 

香南市指定文化財 史跡 石舟神社(天忍穂別神社)

饒速日尊の後裔といわれる物部氏のの祖神として祀られた。延喜式神名帳に記載されている神社で式内社といわれるものである。

祭神・天忍穂耳尊、相殿・饒速日尊の二神が祀られている。

先に鎮座した父神・天忍穂耳尊を慕って饒速日尊が石舟に乗って天降り、この地に飛び降りて相殿に鎮まったとの伝説がある。

創建時期は不詳。

当地は物部氏が根拠とした地で、その祖先神を祀った神社とみられています。

和名抄の物部郷や、物部川の名も物部氏に由来するとされます。

伝承においては、先に天忍穂耳尊が当地に鎮座し、御子神の饒速日尊が父を慕って石舟で当地に飛来し、相殿に鎮座したといわれています。

 

延喜式神名帳では「土佐国香美郡 天忍穂別神社」とみえています。

なお、社名が「天忍穂神社」となっている理由は定かではなく、式内社調査報告は「耳と別を誤ったのか」とします。『平成祭データ』では祭神も「天忍穂神」となっており、高知県神社明細帳でも「天忍穂尊」と記載されています。

 

以降の沿革は詳らかではありませんが、物部氏を始めとした人々の崇敬は厚かったようです。

元亨4年(1324)の当社宛の政所下知状には、社役などを懈怠なく勤仕することを命じる旨や、物部氏の祢宜職を定める旨が記載されています。

宝永2年(1705)、谷秦山による調査がなされ、石舟神社から天忍穂別神社へ改称(とはいえ、現在に至るまで石舟神社で通っています)。

 

明治5年県社に列格。しかし後に郷社とされています。

明治12年に調査されまとめられた高知県神社明細帳には郷社とあるので、明治5~12年のどこかのタイミングで変更となったとみられます。

 

「石舟」の名からか、海上安全の神としての信仰がある他、疱瘡の神としての信仰もあるようです。

 

鎮座地の住所について、境内由緒書や式内社調査報告、Wikipedia等では字(小字)名を「スミガサコ(隅ヶ迫)」としますが、登記上は「スズガサコ」であり、『日本歴史地名大系』もこれに倣っています。本来の字名はどちらなのでしょうか。

御朱印

御朱印の有無は不明。

アクセス

かなりわかりづらい場所にあります。

ルートはいくつかあるのですが、高知市方面からであれば、まず野市の方に出てから県道30号を北東に進み、香我美町中西川(西川花公園の手前)で南(右手)に折れ、2km弱先で県道231号に合流するのが一番距離が短く、かつ走りやすいと思います。

※県道221号や222号経由は危険なのでやめておきましょう(車載動画やストリートビューを見ればわかります)。

 

上述の県道231号に合流してから東に300m弱ほどいくと、石舟神社の案内板が立っています。

 

場所はここ。

ここで左折し集落の中へ。

 

道なりに東に進むと車庫?があります。車庫を左に避けつつ直進。

 

その先に三叉路がありますが直進(左はすぐ民家、右に下ると池?に出る)。

 

その先は一本道。ほとんど舗装されていて(ダートに見える所も土と落ち葉に埋もれていただけかも)、草は生えていますが轍はハッキリしています。それほど長い道ではありません。

 

境内下に駐車場と思われる広いスペースあり

神社概要

社名天忍穂別神社(あめのおしほわけじんじゃ)
旧称・別称

御石舟宮

石舟大明神

石舟神社

住所高知県香南市香我美町山川字スズガサコ1024・1025
祭神正哉吾勝勝速日天忍穂耳尊(天忍穂別神)
相殿

饒速日尊

海津見神

社格等

式内社 土佐国香美郡 天忍穂別神社

旧郷社

御朱印不明
駐車場あり

タイトルとURLをコピーしました