天高神社。
倉吉駅の南1.5kmほど、倉吉市八屋に鎮座。
日本三代実録 元慶7年(883)12月28日庚申条に見える天高神に比定される神社。
境内
参道入口
住宅街の一角にあります。ちょっとわかりづらいかも…
田んぼの間を抜けていきます
社頭
鳥居
参道
上に荷物を運ぶ用のレールが伸びています
簡易な鳥居
石段
石段上に下と同型の鳥居
手水鉢
社殿
拝殿
扁額
本殿
境内社等
本殿横にある建物
蔵でしょうか。
由緒
一、祭神
鵜草葺不合尊
玉倭姫命
稲荷様(倉稲魂神様)
菅原道真公(天神様)
一、鵜草葺不合尊玉倭姫命ご夫婦の神様は神武天皇の親神様で安産の神様稲荷様は農耕の神様菅原道真公は学問の神様として近郷の人々から厚い崇拝をうけてきました。
一、神社創建は史料によると約千百年以上以前と推定されており昔は天高神社西郷大明神と称され近隣部落の総氏神宮に位置づけられていたと伝えられています。
一、本殿前の「天高神社西郷大明神」と記してある﨔板の額面は時の神道館領長上卜部侍従より寄贈されたものです。
創建時期は不詳。
三代実録 元慶7年(883)12月28日庚申条に「伯耆国正六位上…天高神…従五位下」とみえる天高神を当社に比定する説があります。
寛永年間(1624~44)には西郷大明神、寛文年間(1661~73)には宇野宮大明神と称し、嘉永6年(1853)には天高神社西郷大明神と称していたようです。
明治初年に天高神社に改称、同時に末社2社を合祀。
御朱印
御朱印の有無は不明。
アクセス
倉吉駅の南口から、県道22号を南へ。
1.3kmほど先、カーブの所(位置)で東(左手)へ。突き当り(位置)を南(右手)に折れ、100mちょっと行くと左手に参道が現れます。
一応一の鳥居のところまで車で入ることはできます(タイヤ痕もあったので実際通っているはず)。ただかなり狭いです。最悪転回できなくなる可能性もあり。
鳥居の右手に開けた場所がありますが、神社の土地かはわかりません。
神社概要
社名 | 天高神社(あまたかじんじゃ) |
---|---|
通称 | – |
旧称 | 宇野宮大明神 天高神社西郷大明神 |
住所 | 鳥取県倉吉市八屋428 |
祭神 | 天津日高彦波瀲武鸕鷀草葺不合尊 |
配祀 | 玉依姫命 |
合祀 | 倉稲魂神 菅原道真 |
社格等 | 日本三代実録 元慶七年十二月廿八日庚申 天高神 従五位下 旧村社 |
札所等 | – |
御朱印 | 不明 |
御朱印帳 | – |
駐車場 | なし(?) |
公式Webサイト | – |
備考 | – |
参考文献
- 「八屋村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
- 「天高神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
- 鳥取県神社誌編纂委員会編『新修鳥取県神社誌 因伯のみやしろ』鳥取県神社庁, 2012
- 鳥取県神職会編『鳥取県神社誌』鳥取県神職会, 1935(国会図書館デジタルコレクション 153コマ)