糟目春日神社〔旧地〕(豊田市渡刈町大明神)

糟目春日神社旧地。

豊田市渡刈町大明神、明治用水に掛かる橋の袂に建つ碑。

式内社 糟目神社の論社である糟目春日神社の旧鎮座地。

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旧地石碑

橋の袂に建つ碑

「郷社糟目春日神社之跡地」と刻まれています。

 

矢作川畔の汐差神社

渡刈町で祭られている汐差神社は、昔三河の海(碧南)が満潮になると、川下から舟が上がってくる程汐が差してきたと言います。

これを「汐差」と言い、満潮・干潮の自然現象を利用して、農作物や味噌・醤油などを舟で運ぶ、物流の大動脈に利用されていました。

反面、水害にあう事もしばしばで、水難除け・商売繁盛のためこの神社が建てられたと言い伝えられています。

由緒

糟目春日神社の項を参照。

当地は天明年間~大正3年に糟目春日神社が鎮座していた地です。

往古より川の氾濫で社殿流失が何度もあったようで、大元の鎮座地は不明です(当地に遷る以前は、20間ほど東にあったらしい)。

 

 

当社の北に鳥狩塚古墳(位置)がありますが、関連性は不詳。

御朱印

旧地なのでありません。

アクセス

豊田東ICを下りて3分程…なのですが、駐車スペースがありません。

糟目春日神社から1km弱なので、歩いた方がいいかもしれません。

神社概要

社名糟目春日神社〔旧地〕(かすめかすがじんじゃ)
通称
旧称

塩指大明神

勝女大明神

糟目大明神

汐差神社

住所愛知県豊田市渡刈町大明神
祭神
社格等

式内社 三河国碧海郡 糟目神社

日本文徳天皇実録 仁寿元年十月乙巳(七) 糟目神 従五位下

旧郷社

札所等
御朱印なし
御朱印帳
駐車場なし
公式Webサイト
備考現社地は渡刈町北田62-4

参考文献

  • 「糟目春日神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 愛知県神社庁編『愛知県神社名鑑』愛知県神社庁, 1992
  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第九巻 東海道4』皇學館大学出版部, 1988
  • 明治神社誌料編纂所編『府県郷社明治神社誌料 上巻』明治神社誌料編纂所, 1912(国会図書館デジタルコレクション 835コマ