春日神社(大野市不動堂南)

春日神社。

大野市不動堂に鎮座。

式内社 風速神社の論社。

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境内

社頭

 

社号標

 

鳥居

 

狛犬

社殿

拝殿

 

扁額「不動明王」

 

本殿覆屋

境内社等

本殿左手に巨岩があります

磐座のようにも見えますが、詳細不明。

 

巨岩の上に石祠

 

社殿右手にある御堂のような建物

こちらも詳細不明。神仏分離後の不動堂?拝殿に不動明王の扁額があり、実質祭神と同一視されている気もするのですが…それとも別の境内社でしょうか。

 

大いちょう

 

春日神社大いちょう

昭和三十三年市指定天然記念物

幹回り 五・七メートル

樹高 三十五メートル

樹齢 約四百年

この木は地区民から「初雪を知らせるいちょう」といわれている。

秋、多くの木々が紅葉してもこの木だけはいつまでも青々とした葉を保っている。晩秋、寒くなると急に色づき、まもなく初雪がくるのでこのようにいわれている。

ちなみにこの木は雄株である。

由緒

創建時期は不詳。

 

延喜式神名帳にみえる「越前国大野郡 風速神社」を当社にあてる説があります。

 

かつては不動堂であったようで、『福井県大野郡誌』によれば、『天文八年平泉寺賢聖院々領目録』に「坂谷村不動堂之前云々」とその名がみえるといいます。

また同書は当社の付近に風速、風吹の地名があるとして、風速神社にあてる論拠としますが、『式内社調査報告』はそれが存する証拠を得られなかった、としています。

また『福井県大野郡阪谷五箇村誌』は検地帳に「かぜふき」とあることを記しています。

 

明治9年村社列格。

明治41年字上宅地天満神社と字向大門神明神社を合祀。

同42年に境内社の白山・八幡両社を合祀、及び石谷字北平の白山神社を合祀。

 

祭神は天津兒屋根命。

不動堂だった頃は不動明王を祀っていたと思われますが(現在も扁額が不動明王なので実質神仏習合で祀られているのかも)、それ以前の祭神は不明(元々不動堂として創祀されたのかもしれませんが)。

御朱印

御朱印の有無は不明。

アクセス

中部縦貫自動車道の大野ICを岐阜・勝山方面(右手)に降ります。

300mほど先の突き当りを右折。1.8kmほど先の交差点(位置)で左折し県道26号へ。

5kmちょっと先(位置)で左折。650m先(位置)でまた左折。

450mほど行くと、右手に鳥居が見えます。

参道左手から境内に車乗入れ可能。

神社概要

社名春日神社(かすがじんじゃ)
通称
旧称不動堂
住所福井県大野市不動堂南26-33
祭神天津兒屋根命
合祀

伊弉諾尊
伊弉册尊
天照皇大神
譽田別尊
菅原大神

社格等

式内社 越前国大野郡 風速神社

旧村社

札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場なし
公式Webサイト
備考

参考文献

  • 「春日神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第十五巻 北陸道1』皇學館大学出版部, 1986
  • 福井県神社庁編『御大典記念福井県神社誌』福井県神社庁, 1994