飯豊神社(加美町字麓山)

飯豊神社。

加美町麓山、鳴瀬川沿いに鎮座。

式内社 飯豊神社ならびに賀美石神社の論社。

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境内

社頭の石神橋

 

鳥居

 

扁額

 

参道

 

手水舎

 

二の鳥居

 

石段

 

狛犬

社殿

拝殿

 

扁額

 

本殿

御神体

巨岩(夫婦石)

社殿造営前から祀られていたといわれる大石がこちらでしょうか。

特に境内に案内はないのですが、宮城県神社庁公式の動画によれば夫婦石と呼ばれているようです。

境内社等

龍神碑

 

石段途中にある湯殿山の碑

 

御神水?

 

境内社

八重事代主神を祀っているようです。

 

石祠

 

鐘楼

 

天然記念物の杉

 

松もあるようなのですが、どこだかわかりませんでした…

由緒

伝承によれば、大宝3年(703)に巨勢麻呂が当国に下り、慶雲2年(705)に保食神を奉斎したことにはじまるとされています(宮城県神社庁による由緒。『小野田村沿革史』『小野田町史』は豊宇気比売命を奉祀したとする)。

和銅2年(709)に陸奥鎮東将軍に任ぜられた巨勢麻呂は神事を盛んに行ったとされます。

天平9年(737)、大野東人が当郡より出羽国最上郡玉野に至る道路を開発した際、社殿を造営。元は巨石を祀っていたため、「石神様」「石神社」の別称があります。

 

延喜式神名帳にみえる「陸奥国賀美郡 飯豊神社」に当社をあてる説があります。また、同じく「陸奥国賀美郡 賀美石神社」にあてる説もあります。

 

正安2年(1300)、小野田朝日館主内海左京太夫長重が社殿再建。

 

明治5年郷社列格。

 

なお『式内社調査報告』によると、「奥宮・船形山飯豊神社鎮座地、色麻村小栗山頂上」とあり、奥宮があるようです。

色麻町小栗山の山中に船形神社があり、この社を指すかと思われます(位置。ただし地理院地図で見ると250mほど北東に神社記号あり。隣に598.7の三角点記号もあるため、そちらが正しい位置か。38.506913,140.692141あたり)。

『特選神名牒』は飯豊神社の項に「今船形社」「明細帳には船形山飯豊神社とあり無格社とのこと」「所在 小栗山船形山 今属陸前国(加美郡色麻村大字小栗山)」と記しており、船形神社の方を式内 飯豊神社と見ているようです。

船形神社現地の案内標(Google mapで見られる)には、「「新撰陸奥風土記」などに慶雲元年(704年)勧請の式内社に準ずる社とされ、大変由緒が古い」とあります。

『明治神社誌料』によれば、「社記一説として、式内飯豊神社は小栗山村山上大船形山に在りて、当社は式内なる加美石神社なるべしといへり」。

 

祭神は保食神、大山祇神、天照大神、八重事代主神。

おそらく主神は保食神なのだと思われます。

『神社覈録』は飯豊姫命とします。

『特選神名牒』は「今按白河郡飯豊比売神社あり安積郡に飯豊和気神社あり社号によるに御気津神を祭れるならんされど飯豊神とのみあるは男女二神を合せ祭れるにや猶よく考べし」。

『宮城県史』は「飯豊は飯土用とも書かれ、出湯のなまりとも見られ、飯を生み出す意味が強い」(『式内社調査報告』はこの後に「石神。(自然現象の働きを神として祀った。日本書紀に見える神々を配す」と続けていますが、これが『宮城県史』の記述なのか、『式内社調査報告』側の注記なのか不明)。

『式内社調査報告』は祭神は豊宇気比売命としています。

御朱印

御朱印の有無は不明。

アクセス

古川駅の西から、国道347号を西へ。

15kmほど先、龍川寺前(位置)で左手に折れます。

すぐ先の分岐を左手に進み、道なりに行くと鳴瀬川を渡る石神橋があります。

橋を渡った先、左手に鳥居。鳥居の左側にスペースがあるので、そこに停められます。

神社概要

社名飯豊神社(いいとよじんじゃ)
通称石神様
旧称
住所宮城県加美郡加美町字麓山30
祭神

保食神

大山祇神

天照大神

八重事代主神

社格等

式内社 陸奥国賀美郡 飯豊神社

式内社 陸奥国賀美郡 賀美石神社

旧郷社

札所等
御朱印不明
御朱印帳
駐車場あり
公式Webサイト
備考色麻町小栗山山頂の船形神社が奥宮?

参考文献

  • 「小野田本郷」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
  • 「飯豊神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 教部省編『特選神名牒』磯部甲陽堂, 1925(国会図書館デジタルコレクション 268コマ
  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第十四巻 東山道3』皇學館大学出版部, 1986
  • 明治神社誌料編纂所編『明治神社誌料』明治神社誌料編纂所, 1912(国会図書館デジタルコレクション 363コマ
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