伊達神社(色麻町四竈字町)

伊達神社。

色麻町四竈字町、町役場の南に鎮座。

式内名神大社 伊達神社に比定される神社。

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境内

鳥居

 

扁額

 

社号標

 

鳥居

こちらの方が大きいですが、参道の向きからして脇参道かも。

 

手水舎

 

随神門

 

狛犬

 

石段

社殿のあるこの丘は、御山古墳という古墳だそうで、経塚もあるそうです。

 

狛犬

社殿

鳥居と拝殿

拝殿のみを撮るのを忘れていました…

 

鳥居扁額

 

拝殿の扁額

熊野社と今熊野社が合祀されているそうなので、そのいずれかの扁額なのでしょうか。

以前は右側に香取社の扁額もあったようです(そちらが本来の当社の扁額だと思うのですが)。

 

本殿

境内社等

御神木のイチョウ

 

イチョウ横の手水舎?

 

鐘楼

 

オンコの木(2001年に倒木)

 

オンコの木

別名 イチイ(一位)、アララギ

所在 宮城県加美郡色麻町四竈字町二番地

高崎家の庭木

平成十三年一月四日(皇紀二、六六一年 西紀二、〇〇一年)豪雪の為倒木

樹齢 五百五十年

神官の奉持する笏に用ひる

由緒

伊達神社と御山古墳

延暦年間、坂上田村麻呂の蝦夷征伐の際勧請されたと伝えられ、延喜式神名帳に「色麻郡伊達神社」とある由緒ある神社である。また、播磨国飾磨郡「射楯兵主神社」と関わりがあるともいわれている。

※境内に上記標柱が建っているようですが、見落としていた(あるいは参拝後に建った?)ため、Google mapの画像から転記。

 

延暦年間(782~806)に坂上田村麻呂が勧請したと伝えられています(『封内風土記』)。

しかし、『大日本史』は「坂上田村麿所創祀是亦可疑。田村麿或修造也今並不取」とします。

播磨国飾磨郡の射楯神社(姫路市の射楯兵主神社、式内・播磨国総社、位置)の氏子が当地に移住し、勧請したとする説もあります。

 

延喜式内社にみえる「陸奥国色麻郡 伊達神社 名神大」は当社に比定されています。

 

伊達政宗が国守になると、伊達の字を憚り香取社に改称。あるいは香取神社鹽釜神社とも。

 

明治5年に伊達神社に復称し、同6年村社列格。

明治38年に字辺町の鹽釜社、田村社、字上郷鎮守の田中社を、同41年に今熊野社、八坂社を、同42年に字大下本町北国の熊野社、上本町の坂社をそれぞれ合祀。

 

祭神は五十猛命、経津主命、武甕槌命、大日霊命、火産霊神。

岐神、興玉命、国之底立命、倉稲魂命、家都御子神、熊野夫須美神、早玉雄神、櫛稲田比売命を配祀。

御朱印

御朱印はありません。

昔はあったようですが…

アクセス

仙台市内から国道4号を北上し、大衡村大柳交差点(位置)で左手の国道457号に入り、さらに北上。

11kmほど先で花川を渡ると信号があり、その右手にある赤い鳥居から進入できます(交差点かつカーブなので気をつけて)。入って奥に駐車可能。

神社概要

社名伊達神社(いだてじんじゃ)
通称香取様
旧称

香取社

香取神社鹽釜神社

住所宮城県加美郡色麻町四竈字町3
祭神

五十猛命

経津主命

武甕槌命

大日霊命

火産霊神

配祀

岐神

興玉命

国之底立命

倉稲魂命

家都御子神

熊野夫須美神

早玉雄神

櫛稲田比売命

社格等

式内社 陸奥国色麻郡 伊達神社 名神大

旧村社

札所等
御朱印なし
御朱印帳
駐車場あり
公式Webサイト
備考

参考文献

  • 「四竈村」, 『日本歴史地名大系』(データベース「JapanKnowledge」)
  • 「伊達神社」, 神社本庁教学研究所研究室編『平成「祭」データ(CD-ROM)』全国神社祭祀祭礼総合調査本庁委員会, 1995
  • 式内社研究会編『式内社調査報告 第十四巻 東山道3』皇學館大学出版部, 1986